ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

ラブライブ!サンシャイン!!2話『転校生をつかっまえろ!』感想

僕、ラブライブ!サンシャイン!!の何が好きかというと、描いてることに一貫性がある、ってところなんですね。だから1話1話の感想書くの結構ナンセンスかな~と思い始めました。

まぁでも書きます、やるったらやる!あの人たちも言ってた!

 

 

2話です。書きたいことも少ないので手短に行きたいと思います。

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『武器持っちゃった...』←千歌の言い方好き。

 

前半はほぼギャグパートですね、一定のテンポにそって物語が進んでいく、ダイヤがμ'sのファンであったり、梨子に何度もアタックしたり、衣装のを考えたり、善子が不登校になったり、色々詰め込まれてて楽しいです。

 

ダイヤが放送でμ'sの話をしているのを、ルビィはどんな気持ちで聞いていたんでしょうね...

 

 

 

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2話の本筋はここから一気に描かれます。

 

海の音を聞ければ、何かが変わるのかなって。

変わるよ、きっと。

 

簡単にいわないでよ。

 

のやりとり、今まで誰かの期待を背負ってピアノを弾いてきた梨子と誰の期待も背負ったことの無い千歌の関係がよく表れててめちゃくちゃ好きです。

 

ここの構図は10話の布石ですねぇ...その上に『ほんと、変な人』って台詞もここで出てます。この台詞が10話でめちゃくちゃ良い台詞になってるんですよね。。。

 

 

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海の音って、結局何なんだろうな~未だにピンとは来てません、まぁ僕はこのような曖昧なもの、好きです。

ただ、神秘的な映像と綺麗な音楽があれば、他に何も要らないんじゃないかなって。(海の音の上手い解釈を持ってる人とは是非お話したいですね。)

 

 

ここで流れてる劇伴は『想いのかけら』って名前の曲なんですけど、これは10話で梨子が千歌にピアノで聞かせる『海に還るもの』の元になってるんですよね。この海の音が梨子のインスピレーションに働きかけたのは間違いないんです...面白いなぁ...。

 

 

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海の音が聞けた梨子は曲作りを手伝うことになりました。『詞って何~?多分~、歌のことだと思う~♪』←好き、可愛い。ミュージカルめいた演出好きですね~。

 

 

 

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こうして千歌の家で詞を作ることになりました。スクールアイドルに対してドキドキしたり、好きって思う気持ちを紙に書きなぐっている千歌のことを梨子は羨ましそうに見てるんですよね。昔ピアノを心から楽しんでいた頃の自分と重ねてしまう梨子、切ない。

 

千歌はここでユメノトビラの歌詞を渡すんですけど、この曲の歌詞は決めたよHand in Hand の歌詞と似ているんですね。

ユメのトビラ ずっと探し続けた

何を探してる 分からないけど入り口はここかも

の繋がり具合、すごい。

 

 

 

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 何をしても楽しくない、変われないと言う梨子を千歌はスクールアイドルに誘います。変わらなくていいんですよね。ラブライブ!サンシャイン!!がテーマとして描いたことの一つに自分の中にある気に入らない一面を受け入れる事、自己肯定があると思ってて、その発端であるシーンですね。2話4話5話12話がこれについて描いてます。

 

 

 スクールアイドルをして笑顔になれたら、またピアノと向き合えばいい。という千歌、これは『嫌なことがあったら、それを忘れるくらい違う楽しいことをして過ごそう!』と解釈出来ると思うんですけど、これは未熟DREAMERの『嵐が来たら 晴れるまで遊ぼう 歌えばきっと楽しいはずさ。』に繋がってくるんですね...僕はこういうこじつけ大好きです。

 

 

 梨子が抱えている問題は10話11話で掘り返されるのでその時にでも書こうかなと思います。

 

 

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 手が触れ合う瞬間にEDが流れるシーン、芸術的ですねぇ~。手を伸ばすこと、そして手を取り合うこと、大事に描かれてますよねこの作品。高海千歌という人間を体現してる素晴らしいシーンです。100点。

 

 

というのが2話の感想ですかね~、梨子の加入と10話への布石をめちゃくちゃ丁寧にしてる印象です。拙い文章ですが2話と10話の繋がりを理解して、素晴らしいシーンを再確認してもらえたら僕はとても嬉しいです。ではでは

 

 

                                    きうい