ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

ラブライブ!サンシャイン!!13話『サンシャイン!!』感想とか色々

 

 

今日は皆さんに伝えたいことがあります!それは…

 

で始まるラブライブ!サンシャイン!!13話、先日公式からTVアニメオフィシャルBOOKが発売され酒井監督から所謂"模範解答"が示された訳ですが、この言葉に甘えずに自分の考えを書いていこうかなと思います、ケジメとして。

 

 

 拙い文章ではありますがしばしの間お付き合いください。

 

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このカットめっちゃ綺麗ですよね...。

 

やろう! みんな一緒に!

 

と言いいながら千歌が涙を見せるシーン、とても好きです。

 

千歌ちゃんにとって 輝くということは 自分一人じゃなくて 誰かと手を取り合い みんなで一緒に輝くことなんだよね。

 

私や曜ちゃんや 普通のみんなが集まって 1人じゃとても作れない大きな輝きを作る その輝きが学校や聞いてる人に広がっていく 繋がっていく。

 

それが 千歌ちゃんがやりたかったこと。

 

 11話のライブ直前の台詞からの抜粋です。

 

Aqoursの輝きが本当に学校のみんなに広がっていることを実感した千歌は泣くほどに嬉しかったんだろうな~って容易に想像出来ます。

  

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 Aqoursにとってラブライブに出ることは特に重要なことでは無いと僕は思ってます。

 

ラブライブに)もちろん出るよ! μ’sがそうだったように。

 

7話のUTX前に居た時の台詞から抜粋したものです。この時点で千歌たちが何故ラブライブに出ようとしたかと言うと、それは『μ’sがそうであったから。』だと思います。

 でもそれはAqoursだけが持つ輝きに本人たちが気付き始めてから変わり始め、11話では梨子との約束を果たすためになり、最終的に

 

追いかけちゃダメなんだよ μ’sも ラブライブも 輝きも。

 

という結論にたどり着いたのかなって思います。

 だから今回のステージで最も大切なことは

 

 ここが素敵な場所だってきちんと伝えたい。

 

に尽きると、僕はそう考えてます。

 

  

ここからAqoursのステージについて書いていきます。

 ライブと言わずに敢えてステージと呼んだのは、彼女たちがステージに立ち、そして降りるまでがラブライブ!サンシャイン!!の集大成であるからと思ったからです。その理由を3つ書いていきます。

 

  • ストーリーの構成

 

  酒井監督は13話を『気持ちや感情を優先して作った。』とおっしゃっていましたが、僕はこの話は12話までの流れを汲んだ上でめちゃくちゃ綺麗な話を作ってきたなと思ったんです。

  何故なら、

 

内浦の人達の温かさは伝わったけど、Aqoursのパフォーマンスは評価されなかった6~8話

                   と                  

Aqoursのパフォーマンスが公式に評価されたけど、内浦の魅力が伝わらずに学校説明会の参加希望者が0人だった11・12話

 

の2つをの関係とした上で、13話でAqoursが見せたステージは学校や街の魅力Aqours自身が持つ輝き両方を観客達に見せつける内容だったからです。

 

だから集大成と言えます。

 

 8話で千歌が壁にぶつかり悩み考えたのと同様に、12話の後に千歌は説明会参加希望者が0人であった理由とそれを打開する方法をむっちゃん達と真剣に考えて、その結果Aqoursの魅力内浦の魅力のどっちもを伝えられるようなステージ構成を考え抜いたのかなって思います。

 

流石、僕たちの先頭を突っ走って行く高海千歌さんやでぇ…大好き。

 

 

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 この記事の初めの方にも書きましたがAqoursの輝きは色んな人に伝播していきます。

 

 MIRAI TICKETのこの9人がそれぞれ外を向いているフォーメーフォンはどんな人でも受け入れて外に向かってどんどん広がっていくAqoursの輝きを表現した完璧な形だと思います。

 

 この楽曲の歌詞は『Aqoursが描いてきた軌跡とこれから。』を歌ってると思っています。

 Aメロは、『夢・やりたい事を見付けて 壁にぶつかって悩んで それでも前を向いて進んで やっと迷いを振り払った。』ところまでを歌っていて、これは1話から11話までの内容をなぞるような歌詞になっています。

 

Bメロは『μ'sから受け取った憧れを胸にしまって 自分たちだけが持つ輝きがあると信じて 前に進もう。』という内容の歌詞になっていて、これは12話のことを歌っていると思います。

 

ここでの『ヨーソロー!』が単に決め台詞としてでなく""このまま前身しよう!""という意味で歌われているのが最高にカッコイイんですよね!

 

 AメロとBメロがAqours軌跡を歌っていたのとは対照的に、サビはAqoursが描くこれからの道を歌っていると考えます。

 

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Aqoursがこれから突き進んでいく道はまだ誰にも分からなくて、けれども真っ白に燦然と輝いているんですよね...。

 このステージから降りていくシーンを『そして、未来へ...。』という含みを持たせた映像で締めくくっているのが僕がこの作品が完璧に綺麗に終わったと考える所以です。

 

ここ本当に好き、最高。

 

 サビで僕の好きな歌詞は

 

輝きは心からあふれ出して

 

の一点です。12話で輝きを"追いかけてはいけないもの"として定義しましたが、すると今度は『輝きはどこから来る?』という疑問にぶつかると思います。

 

その答えとして『輝きは心から溢れ出てくるもの』と言う結論に繋がっていると考えます。

 

12話はプレ最終回だとアニメオフィシャルBOOKにも書かれていましたが、12話で出した結論からまた一つ前に考えを深めた13話こそが本当の最終回だなって、集大成だなって思いました。

 

 以上よりMIRAI TICKETは1話~13話の内容を踏まえた歌詞になっており、Aqoursの集大成のステージで歌うにふさわしい楽曲だと考えました。

 

 ここで見せる寸劇も内浦って場所の素晴らしさを伝えるだけに留まらずMIRAI TICKETと同様にAqoursが描いてきた軌跡を寸劇として見せるんですよね、本当にこの演出は単純に強い。

自分がこの作品を見て思ったこと感じたことが寸劇をしてる約5分の間に走馬灯のように溢れ出てきて…涙が止まりませんね…はい。

 

 

 余談ですが、ラブライブ!サンシャイン!!の劇中歌の歌詞、物語を露骨に表現し過ぎだと思いませんか? 

 

まぁ、そこが大好きなんですけど。

 

飽くまで僕個人の感覚ですが、無印の頃の劇中歌はμ'sが立たされている現状や自分の気持ちを歌として表現していたものが多かった印象で、ここまで本編の物語を歌詞に輸入していた印象は無かったです。

  畑×酒井座談会でもやってくれたらいいんですけどね~。知りたいことが沢山あります、特に酒井監督が畑亜貴さんに歌詞を発注する際にどういった指示が出たかが知りたいです。オフィシャルアニメBOOKには畑亜貴さんのコメントが載っていなかったので、いつかやってもらいたいです。

 この記事が偶然アニメ制作関係者の目に止まって実現しねぇかなー!

 

 っと、余談が過ぎました。次、行きます…

 

 

 Aqoursのメンバーに『一緒にスクールアイドルやりませんか!』と言いながら手を差し伸べてきた高海千歌は、浦女の生徒たちに

 

みんなー!

一緒に輝こう!

  

と言い放ちます。2話から高海千歌がやってきたことは何も変わってはいません。

 

ヒカリになろう

 

この声に呼応して浦女の生徒達は"衝動的"に走り出してしまうんです、1話でμ'sを初めて見た千歌がUTXから衝動に駆られて走り出したように…。

 

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 1話でμ'sの輝きに当てられて走り出した千歌は、13話では人を走り出させる側の人間になったんです。

 

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 13話でみんなに呼びかけをする千歌のカット割りは、1話でμ'sに衝撃を受けた時のカットを踏襲しています。

  

この構図の重ね方が、、、最高!!!!

 

 ここまでがこのステージが集大成と呼ぶにふさわしいと考える3つの理由です。

 

 本当にとんでもない情報量が詰め込まれてますよねこの作品...。

 

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君のこころは 輝いているかい?

 

この言葉 はテレビの前に居る僕に向かって投げかけられている台詞だなと思うのです。

 

 『輝くって楽しむこと。

 

ラブライブ!サンシャイン!!という作品全13話を見終えて、時に解釈に迷うことも多々ありましたがそんな経験やらを全部含めて、端から端までこの作品を楽しみきったと言える僕の心は間違いなく今

 

輝いている!!!

 

と自信を持って答えられます。

 

 以上が僕が13話を見て考えた事です、まとまりの無い文章で大変恐縮ですがここまで目を通して頂きありがとうございました!

 

 ここまで読んでくださった方へ、最後にこの言葉を送らせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

『君のこころは輝いているかい?』

 

 

 

 

そして2期へ…

to be continued……