ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

"未来の僕らは知ってるよ"について 考察と雑記

 皆さんこんにちは、きういです。2期の放送開始から早くも1週間が経とうとしてますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕はと言えばOPが余りにも凄すぎたので、今回こうして衝動的に筆を執ってしまった次第です。

これから色々と述べていきますが根拠もクソもない憶測もいいとこなので、『ま~たこいつ変な解釈してやがるよw』って感じの生暖かい目で見てくれたらとても嬉しいです。でないと泣きます。

 では、皆さんアニメを見返すのに忙しいと思うので、手っ取り早く簡潔に書いていきます。

 

 

早速で悪いのですが、少しだけ前置きを。

このコンテンツに身を置いている人なら誰もが聞き覚えのあるフレーズがあります、『みんなで叶える物語』です。"君のこころは輝いているかい?"に於ける『さぁ、おいで!』と言った歌詞、"MIRAI TICKET"と"太陽を追いかけろ!"に於ける『10!』の掛け声に象徴されるように、時にはAqoursの9人とみんなの境目が曖昧になるまでにラブライブ!サンシャイン!!が放つ『みんな』にはとてつもない魔力があるように感じます。

そしてこの言葉は特に、現実に存在している声優グループとしてのAqoursと僕らファンの間や、アニメの世界で生きているAqours浦の星女学院の生徒の間で大切にされている言葉だと考えられます。

ここで一つ思うのが、『アニメの世界に存在しているAqoursにとっての"みんな"の中に、僕ら現実のファンは含まれるのか?』という疑問、でもこの問いの答えはNoです。何故なら僕らはアニメのキャラクターではないから、理由としてはこれだけで充分だと思います。アニメはアニメ・現実は現実と割り切ればいいだけの話ではありますが、ラブライブ!サンシャイン!!というアニメ作品やそのキャラクターをこよなく愛しているけど、アニメのキャラクター達が考える"みんな"に僕らは含まれていない、というのは少なくとも僕はちょっぴり寂しい気持ちになります。

 

 

 では前置きはこのくらいにして本題へ。結論から申し上げると、『未来の僕らは知ってるよ』のOP映像は、OPという曖昧な世界観を利用して『アニメの世界に存在するAqoursと現実に存在している"みんな"を繋げる。』ことに重点を置いているのではないか、と推測しました。(淡々と文章を書いていますが、自分がこの解釈に辿り着いた時はもう嬉しすぎて最高に幸せな気分になってました。)

 

 以下に根拠としては弱いですが、そのようなものを少しだけ、青ジャンとの比較を交えながら挙げていきます。

 

 ※前提として、OPの観客席に居る人を現実に居るAqoursのファンと捉えてます。現時点ではこのステージも楽曲も本編のアニメとは一切関与の無いものとして描かれているので、この漠然とした世界観を思う存分自由に解釈をしていきます。

 

  • 1つ目

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サビのシーン。言うまでもありませんが、上が青ジャン下がみら僕です。

アニメ1期が放送されてから約1年間、1stライブや2ndライブツアーを始めとして色々なイベントがあり、その大事な一瞬一瞬を僕らはAqoursと共に歩いてきました。それを考えると、青ジャンの映像では見られなかった『みんな』と共にAqoursを映す構図には、Aqoursと僕らの間にある距離感が以前と比べてグッと縮まったことを示しているのではないかと考えました。
そしてこの、他のどこの視点でもない『みんな』の側に視点を置いて見たAqoursを映すことは、それだけでAqoursと"みんな"の間にある繋がりを感じさせると思います。

 

  •  2つ目

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Aメロで『味方なんだ 空もこの海も』と歌った後に、観客席をどこまでも広がる空と大海原に変えてしまうこのシーン。僕らはAqoursにとってのや空になれる、ということだと思いました。つまり、僕らはAqours味方であるし、そして『Aqoursと観客席の"みんな"は仲間である。』と言ったメッセージがこのシーンに隠れているような気がします。

画面の右上の方に紙飛行機が小さく映っていますが、観客席を映すと同時にこの紙飛行機はとてつもないスピードで太陽まで飛んでいきます。まるで『みんなの居るこのでならどこまでだって飛んでいける。』と言わんばかりに。

ここのシーン死ぬほど好き。

 

  • 3つ目

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砂浜を裸足で駆けていくシーン。千歌を始めとしたAqoursは一体どこの誰に視線を送っているのでしょうか? その答えは1期13話のラストシーンと同様に、テレビの前に居る僕自身だと思いました。高海千歌から『一緒に駆け抜けよう!』と本当に言われてる気がして、この千歌の優しくて暖かな目がとんでもなく好きで、千歌ってアニメのキャラクターが自分を見てくれているのが、めちゃくちゃ嬉しいんです。

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 少し話が逸れますが、Blu-ray1巻のジャケットが公開されました。僕らに対して手を差し伸べてくる高海千歌って構図は上でも述べたように『一緒に歩んでいこう。』ってメッセージなのかもしれません。

 

  • 4つ目

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 OPのラストカットです。ここまで読んで下さった方の中にはお気付きの人も居ると思いますが、みら僕は青ジャンに比べて『みんなに囲まれているAqours』を意識した映像を作っているな、と感じます。

 このシーンはサイリウムを持つ手や腕までを細かく丁寧に描いてくれてるのが凄くて、Aqoursが中心に居て周りにみんなが居る、その上でみんなが一人一人違う人間の集まりであることを描いてくれているのに、僕は感服しました。

 

 

以上の4つが僕が上にある結論に至った理由です。長々と書いてしまいましたが、簡単に言うと僕は高海千歌

 

『ここから始まる3ヶ月間を"みんな"で一緒に、全力で駆け抜けよう!!!』

 

 と言われた気がしました。このメッセージこそが僕が『未来の僕らは知ってるよ』をこの上なく気に入ってる理由です。(勿論、曲自体も超良くて、OP映像も最高に素晴らしいのは言うまでも無いですが。)

 

 

 

  • ハイパー雑記タイム

書きたいことは上に書けたので以下は雑記となります。OPについて思ったことを書き連ねていきます。ありきたりなこと書いてもつまらないので、なるべく他の人が言及してなさそうなシーンを独断と偏見でピックアップしてこうかなと。

 

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LoveLive!Sunshine!!のロゴが出るシーン、ここヤバイですよね、初見の時はここで感極まって涙止まらなかったです。

一番最初のカットで千歌が手にした一粒の輝き、それが溢れ出してLoveLive!Sunshine!!の文字を描いていきます。点だった光はレーザー光という線に、こうして1だった輝きは10になっていく。最高。

 

 

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ハートの磁石を握って走る 今は楽しいんだそれが

僕はこの歌詞を聞いた時に頭にある台詞が思い浮かんだんです。

自由に走ったらバラバラになっちゃわない?

- ラブライブ!サンシャイン!! 12話の津島善子の台詞より抜粋 -

ハートの磁石とは、Aqoursのそれぞれが自由に全力で駆け抜けていく中で、離れ離れにならないように互いを繋ぎ留める為に必要な物だと考えました。 

 

 

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未来の僕達はきっと答えを持ってるハズだから

この言葉って、現時点の自分達にある程度の自信が無いと言えない言葉なんですよね。しっかりと1期で積み上げてきたものや、MIRAI TICKETで見せた一瞬の輝きがAqoursの自信に繋がっているのが、最高に嬉しいです。

後、クレジットの出し方がこれまた意味深で、青→メンバーカラー→赤の順に色が変わっていくのだけど、まず青ジャンのクレジットが青色のような見せ方をしていて、その青色を上書きしながら色を変えていくことに、このOPは青ジャンを越えたぞ!ってクリエイターの思いが乗ってる気がしてとても好きです。更に、この色の変化は

青→水  赤→太陽光 と解釈出来なくもないかなと。

 水に太陽の光が当たって虹色に輝く、でもその輝きは極めて刹那的ですぐに無くなってしまう。まるで限られた時間の中で輝くスクールアイドルのように。

 

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 1話の冒頭で紙飛行機を追いかけていた千歌を見た後に目にしたこの映像には破壊力がありました、紙飛行機はAqours後ろを飛んでいるのがメッチャ良いんですよね...。紙飛行機が何を意味しているのか、これは本編で明示的に示される可能性があるので現時点で明確な答えは持ち合わせていないのですが、追いかけていたものが後ろから現れるってシーンは、凄く興奮します。もし仮にここでの紙飛行機を輝きの象徴とするなら、輝きは追いかけてはいけない、と言う12話で出した答えに繋がるのが良いですね。

 


そんな訳で総括すると、"未来の僕らは知ってるよ"のOPは本当に凄くて、冒頭のダンスで青ジャンの振り付けを踏襲してから、どんどん青ジャンよりも濃密で迫力のある映像を叩きつけてきて、1期の頃のOP映像を軒並み過去のものにしてしまったこのOPは最早"最強"以外の言葉では形容出来ない。
 と、言った感じですね。

 

 

 

以上がOP見た感想や考察のようなものになります、飽くまでもこんな解釈をする変な人間も居るよって軽い感じで受け取ってもらえたら嬉しいです。

では、みんなで最高の3ヶ月間を駆け抜けましょう...!