ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

UNDERTALEの所感

これはネタバレを踏まないでやった方が絶対に面白い作品なんだろうなという予感はあったので、ラスボスとの戦闘以外は完全に初見でプレイしました。

結果としてはNルートend。トリエルやパピルスやアンダイン、メタトンを始めとしたボスと中ボスは全員殺しました。道中でエンカしたモンスターもほぼほぼ殺しました。なのでまぁ、僕が選択した行動に相応しい、気持ち良いとは言えないEDを見ました。

名作という話は聞いていたので、面白い結末を迎えるのかな〜とか、感動する事になるのかな~とか、そんな期待を込めながらゲームしてたんだけど、根本的に違くて、あぁなるほどと。自分の取った選択でゲームの雰囲気も結末も何もかも変わる。その選択の重さこそが、名作と言われる所以なのかなと今は勝手に思ってます。

ラスボスの花居るじゃないですか。僕あの気色悪い花を倒すの1回諦めたんですよ。倒せない仕様になってるなと思って。アズゴア王も、この世界のモンスターも全員殺してきた僕に、絶対に倒せない敵と一生戦い続けさせる罰を、ゲームの作者が与えたのかなって本気で思った。その後に攻略サイトを見て、あの花を殺せると知って殺したんですけど。僕に本気でそんな事を思わせるパワーを持った作品でした。久々に全身震えて、鳥肌の立つような体験した。

なんと言うか、分かり合う為にはどちらかが譲歩しないといけないのかなぁ~と凄く思いました。モンスター達は何もしてない僕を襲ってくるんですよ。だから僕も攻撃する、正当防衛やんそんなの。弱ったら戦う意思なんて無かったと言ってくる。都合が良すぎるでしょ。戦う意思が端から無かったら、最初から攻撃してくるなや。都合の良い奴は嫌いなので殺す。慈悲は無い。譲歩も無い。

パピルスも友達になったらなったで良い奴だとは思う。けど、友達になりたいなら、そっちからちゃんと口を使ってその思いを伝えるのが筋ってもんじゃねぇのと。僕は本気で友達になってもならなくてもどっちでもいいなと思ったので、向こうが言ってきたら友達になってあげるし、言わないなら殺すかって気持ちでいました。そう決めたから、殺したんですけどね。自分で動くことなく、誰かが自分の気持ちに気付いてくれるのを待っている奴、やっぱり好きになれない。

上に書いたように、『自分で行動を起こすべき』とか『思いは口に出して伝えるべき』とか、僕の思想ってやっぱりラブライブにかなり影響されてるんだなって思いました。その思想は間違ってはいないと思う。けど、その思想通りに動けない人間なりモンスターって大量に居て、そんな存在を許してあげないといけなかったのかなって。少しでもこっちが譲歩していれば、友達になっていた世界線もあった訳だから。いや、やっぱりそれでも、何かを許すってめちゃくちゃ難しいなぁ。

PルートもGルートも、これから自分でプレイしてみようと思います。楽しみ。