ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

X21のラストライブを終えて

X21 NEXT FUTURE STAGE ~FINAL SEASON~ を見てきました。うん、本当に良いライブだった。楽しかった。何か訳が分からないくらいに良かった。いや、だって2年前につまんないからと言って行かなくなった現場に、まぁ記念というか最後くらいはってノリで行ったのに、こんなに良いライブを見られるとは本気で思ってなかったから。未だに、訳が分からない。他界してからはずっと声優のライブに行ってたのもあって、2年前は当たり前だと思っていた歌とかダンスの凄さに、面食らってしまった。こんなに良かったのか、って。声優のライブに行くようになって僕が思っていた『こういうライブが良いライブだよな』みたいな考えを、再び真正面からぶち壊すようなライブだった。

開演から終演までの3時間で、short sizeの曲も含めて大体30曲。ちょくちょくMCもあるけど、ほぼノンストップ。濃密すぎる時間。マイクを片手に持ってるのにバチバチに激しく踊る曲も多くて、圧倒されてしまったし、その勢いのまま3時間を共に駆け抜けたのは楽しすぎた。

2年経って僕も変わったなった思ってたんですよ。だって、mixとか滅多に打たなくなったし、推しジャンもしなくなった(これは厳密に言うと禁止の現場が多い。あと推しという概念を僕がライブに持ち込んでいない)し、座席指定のライブで取れるスペースなんてたかが知れてて、激しい振りコピもしなくなった。今の自分が、このライブをどうやって楽しむのか正直分からなかった。でも、意外と変わってなかった。あの有名な(?)犬かき イエッタイガー のある泳法mixは、やっぱり最高に楽しいし。久々にした推しジャンは高揚感が半端じゃなかった(そのせいで今、史上最大に腰が痛い)。ここで跳ばなかったら、僕は多分もう推しジャンする事は無いんだろうなみたいな予感があった。振りコピも2年ぶりの癖に全ッ部身体が覚えてて、本当に驚いた。あと久々にガチ恋も打った!そりゃガチ恋尺に入る前に『せーの!』とか言われたら打たざるを得んわな。

1曲目に少女Xから入るんだけど、もう『ああああ!!!懐かしいッ!!』みたいなノリになったし、それで一瞬でテンションぶち上がってしまった。僕はサビの始めから2番のAメロに入るまでずっとコピれるんだけど、こ~れがとにかく楽しい。全部覚えてるの、身体が勝手に動くのね、不思議な感覚。

そっからたて続けにYOU-kIのパレードとか、ハッピーアプリとか、Xギフトとか、大好きな曲たちに久々に対面して。もうね、最高。振りコピって基本的に上半身を動かすじゃないですか、でもちょっとスペース使って、ステップまでコピー出来ると楽しさは2倍どころじゃないんですよ。振りコピと言うよりもプチダンスみたいな。Xギフトの振り可愛すぎるし、一緒にステップ踏むの本当に好き。

次は夏だよ!!とか、マジカル☆キスとか、約束の丘とか。自分がリリイベに毎週通っていた頃の曲たち。どれも大好き。こう、色々と思い出すんですよね。これが切っ掛けになって現場に通うようになったとか、身内でコールとかクラップとか考えて頑張って現場に浸透させようとしたとか、あの時のリリイベは伝説になったとか。とにかく、沢山。物語、ここにあったやん!って気付くんですよ。まぁ、そういう物語を自分達で作っていこうとすると、熱量と時間と金が掛かるから、長続きしないんだけど。だから、アニメを使ってライブのステージの上で手軽に物語を消費するのは楽しいんですよ。そんな事も思ってたかな。でも、凄く楽しい。というか、夏だよとマジキスが楽しくない訳ないんだよな!こんなに声を張り上げて、踊ったの本当に2年ぶりって感じ。

知らない曲も3割ほどあったんだけど、どれも見応えがあったし、どの曲も良かった。伊達に6年間ダンスやってないし、分かりやすく激しいダンスって見てるだけで凄く楽しい。X21、なんでこんなに良い曲とダンスが揃ってるのに売れないんだよ、なぁ!!!みたいな怒りに近い事を当時ずっと思ってた。まぁ、僕も僕で毎日のようにCDがすり減るくらいに曲を聞きまくった結果、1年足らずで飽きて距離を置くことになるんですけど。

で、最後を締めくくるのはX21らしい曲で、明日への卒業とか、Beautiful X とか。メンバーは可愛いというよりも美人な人が多くて(まぁ僕の推しはめっちゃ可愛いタイプの顔立ちをしてるのですが)。絶妙なんですよ、明るくて楽しい曲調ではあるんだけど、沸き上がるような曲ではなくて。美人さんが可愛らしく、明るい曲を、ちょっと格好良さげに踊る。可愛さにも振り切らず、格好良さにも振り切らず、その中間でふわふわしてるのが、僕は何かとてもX21らしいなと思って。前を指さしながら、肩で風を切って前に進んで行くダンスは、めちゃくちゃ力強くて。『いつの日か 美しく羽ばたくんだ! Go!Go! 夢へのイントロダクション』って歌詞も、グループ解散後に個人としての夢へ踏み出していく、各メンバーの覚悟歌っているようで、胸に染みた。

僕の推しはステージの上で、歌ってる時も泣いてた。普段は全然泣かない人って印象があったので、意外だった。もう、客席の後ろの方から見ても、泣いてるのが分かるくらいに泣いてて。まぁ、僕は貰い泣きしちゃったんですけど。そうだよなぁ……というか。高校生になって、親元を離れて上京してアイドルやってたんですよね。なんか、当時は思ってなかったけど、とんでもないことしてるんだよな。そりゃ、そのグループが大切な居場所になるよ。学校に行って、レッスンに行って、週末はリリイベがあって、思春期の大切な時間をアイドルをする事に捧げるって、凄いよなぁ…。因みに、2年ぶりに推しとハイタッチしたら『久しぶり!』って言われました、人に覚えてもらってるって、こんなに嬉しいんですね。

ライブ見る前はこんな気持ちになるとは思わなかった。メンバーは結構悔いなし!って人も多くて、いや、僕もそのつもりだったんだけど。余りにも見たライブが良すぎて。ちょっと後悔しちゃってる。あー、もう少し自分が周りを見れてれば、もう少し他人と関わる事が上手ければ、もう少しアイドルとの距離感に気を付けながらファンをしてたら、娯楽という物に真面目だったら、ずっと好きで居られたのかもしれない、みたいな。ラブライブのオタクもしながら、偶にふらっと現場に行って、ライブを楽しめた未来もあったのかも、みたいな。うん、でも僕はその当時はアイドルオタク1年生で、全然周りのこと分からなかったし、こうなる運命だったのかもしれない。もうX21より好きになれるアイドルグループ(声優グループじゃないよ)に出会える気がしないけど、アイドルのライブにまた行きたいなぁと思った。

大西さんもライブに来ていたらしくて。一説によると僕の後ろに居たらしい。でも、事務所まで変わってしまってるから。Twitterでライブ見てきました!って報告は出来ないし、X21のメンバーのツイートにいいねを付けることも(多分)出来なくて、なんと言うか悲しくなっちゃって。それはしょうがない事だけど。大西さんの名前が以前よりも沢山の人に知れ渡ってる事は、とても嬉しく思うんだけど、僕の推しは声の仕事にも興味があると約2年前に漏らしてて、今の大西さんを見たらなんて思うんだろうなぁ…って考えてしまう。天国と地獄じゃないけど、片やグループ解散で、片や最強コンテンツのバックを持った声優になってるって、ちょっと辛い。

とまぁ、色々と取り留めのないこと垂れ流しました。最初から纏まると思って無かったので、纏める気は無いです。本当にライブ良かったので、さっき自分が買ってなかったCDをiTunesで買いました。これからも、ちょくちょく聞いていこうと思います。いっぱいCD聞いて下さいって言われたので。

 

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良い写真見つけたのでサムネ用に貼っときます。僕がまだ認知を貰う前にTwitterでめっちゃ推しの事を褒めちぎってたら、初めてのサイン会で、推しの前で初めて名前を名乗った時に『あーー!!きういさん!!』と驚いた様に言われてから、僕のアイドルオタク人生はスタートしたんですよね。今でもハッキリと覚えてる。

ラストライブ、本当に行けて良かったです。あの3時間の間だけは、僕は間違いなく長尾真実さんの事が大好きだったし。人を、アイドルを純粋に好きになる気持ちを思い出したような気もする。最高でした。僕は『X21ってアイドルグループが、この世界に居たんだぞ!』って事を胸に抱えながら、これからも生きていきます。X21のみんな、ありがとー!そして、長尾真実さん、本当にありがとー!