ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

としのせ

2018年も色々な事があった。早かったなぁ、あっという間だったというのが、正直なところ。私生活を振り返ってみると、研究室だ就活だバイトだ大変な事もあったけど、まぁ自分なりに頑張れたと思う。100点!

趣味の方では、気軽に沢山の事柄を書き残すようになったのが一番大きな変化だと思う。色々と頭の中がスッキリするから、気持ちを文字に起こすという行為は定期的にやっていきたいなと思う。ライブの感想とか、自分はそこで感じた感情の熱量が冷めないうちに文字にしたり、気持ちの鮮度が落ちない間にパパっと書いてしまうのが殆どで、それはそれで良いんだけど、落ち着いた評論調の文章を書くことに最近興味を感じているので、そういう文に手を出してみたいなと思う。というのも、同人誌に文章を寄稿したっていう経験が、かなり大きい。どうしてもライブの感想は具体の羅列になるけど、具体と具体の間を貫く抽象的な物に視線を向けていきたい。ただ、そういうテーマを体裁を整えて書こうとすると相当なカロリーを要するので、出来たらという感じ。

この1年でアニメから何を感じ取るのかも変化したのかな。そのアニメがどんな背景を持ったキャラクターの、どんな心情の変化、見える世界の変化を描いてるのかが、去年より読み取れるようになった気がするし、そこで描かれたものが自分の経験や考え方、思想のどこを抉るのか、またどこを抱き締めてくれるのか、アニメとしての純粋な面白さよりも、そんな事を考えながらアニメと向き合ってた時間の方が長かったのかなと思う。というか、2018年はそういう視点から見る事で、自分なりに価値を見いだせる作品が多かったように思う。ありがたや。

来年の目標は何かに「出会う」ことです。それはスクスタかもしれないし、誰か声優かもしれないし、もしかしたらSPR5かもしれないし、そういうアニメ・アイドルとは全く関係の無い何かかもしれない。僕は自分の好きな物を、本当に好きな物だと認識する為に、色々な物に目を向けます。沢山の物を見知った末に生まれる「好き」という感情にこそ、説得力が宿ると考えています。視野を広げていると、素敵な作品にはそれなりに出会えます。でも、素敵な作品は、自分にとって素敵な作品にしかなれない。僕が出会いたいのは、自分が今まで積み上げてきた価値観、審美眼が音を立てて崩れ去るような作品や体験。未知の、得体の知れない何かに出会いたい。2019年は、そうやって周りが何も見えなくなって、時間を完全に忘れられるくらいに熱中できる何かと出会いたい。僕にとって「出会う」とは、そういうことなんです。人生には、拠り所が必要。

皆さんお世話になりました。2019年もよろしくね、という気持ちです。