・めいどりーみんにて
7月21日、フォロワーと3人でメイドカフェに行ってきました。いや、本当に素晴らしかった…。ここ2年間で1番と言って良い程のセンセーショナルな体験でした。以下、その時の詳細なレポートです。
3人ともメイドカフェは初体験だったので、お店選びには相当時間が掛かりました。長く歩いて疲れも貯まっていた頃、あるメイドカフェの店先でメニューを確認していたところ、店内からお出迎えのメイドさんが来てくれました。それが僕たちとみおちゃんの出会いでした。
そんな訳でされるがままに入国*1。まず始めに注意事項の説明をされます。メイドさんを呼ぶ時のすみませんは禁句、代わりににゃんにゃんにゃーん!と言うこと。トイレは存在しない、お花を摘見にいくお花畑のみが存在する…などの説明を受けました。最初は「ヤバイ場所に来てしまった…」と思っていましたが、これらの規則はメイドカフェ独特の世界観を守る為には必須であり、メイドカフェが提供してくれる甘い世界へ没入する為の道具として効果的に働いていたな…と今は思います。写真は入国パスポートです。
次にメニューを注文します。勿論メイドさんを呼ぶ時はにゃんにゃんにゃーん!です。3人とも初心なので、ラテアート付きカプチーノ(¥700)を3つ頼もうとしました。すると「え~!折角来たのにコースメニュー*2頼まないの~!?」とメイドさんに驚かれてしまいました。結構グイグイきてくれるので、こっちも楽しくなってきます。いや正直、1900円で可愛いメイドさんと2ショット撮れるって破格の安さなんですよね…。しかも、お土産を頼まなければ2人のメイドさん2ショットを撮れるという条件まで出されました。乗るしかない、このビッグウェーブに。やはり可愛い女の子には勝てません。結局3人とも1900円のコースを頼みました。あれ、僕たちチョロくない…?
という事ですぐに写真撮影に。最初はみなとちゃんと写真を撮ってもらいました。みなとちゃんは少しあいきゃんに似てます。
店内にはこんな感じで座って写真を撮るスペースがあります。みなとちゃんは写真を撮る前に、自分の隣りを手でポンポンと叩いて「こっちおいで」と言ってきました。みなとお姉ちゃんじゃん…。これが余りにもヤバすぎました。こんなことをされたら、僕の心がダメになってしまいます。身体も寄せてくれるの大好き…。
お次はみおちゃんです。加工で隠していますが、僕の口角はニヤけ過ぎて有り得ないくらい上がっています。みおちゃんはふりりんに少し似ていたのでがんばルビィ!ポーズをお願いしました。みおちゃん、めっちゃ可愛い…好き。メニューと一緒にメイドさん達のプロフィール集なる物を渡されて、3人で隅々まで読んでいたんですけど、その時に「あー!私のページ見てくれてる~!」って構ってくれたりするんですよ。好きにならない訳ないじゃないですか…。あと、少しだけラブライブの話もしました。みおちゃんは花丸ちゃんが好きらしいです。みなとちゃんは善子が好きらしく、堕天!ポーズまでやってくれました。最高…。写真撮影が終わる頃には、もう僕ら3人の魂はみおちゃんとみなとちゃんに囚われていました。
撮影が終わったのも束の間、メイドさんが僕らの為にカクテルを作ってくれます。これはカクテルを作るだけでなく、リズムに合わせて楽しく・可愛くシェーカーを振るパフォーマンスでもあります。これは言葉ではとても説明出来ないのですが、端的に言い表すと「にゃんにゃん!きゅんきゅん!にゃんきゅんきゅん!」「にゃんきゅん!にゃんきゅん!にゃんきゅんぴょん!」という事です(大丈夫か?)。途中「ご主人様の〜?最高に可愛い~?ポーズが見てみた~い!」の無茶振りまで付いてきました。僕はテンパり過ぎてSaint Snowのポーズを取りました*3。普通に全然可愛くなかったと思います。最後は「美味しくなぁれ!萌え萌えきゅん!♡」でトドメを刺します。もうここまで来るとノリノリのデレデレなので最高に楽しいです。因みに、頂いたアイスコーヒーは現実の苦味を凝縮したような苦さをしていました。
これは余談ですが、メイドカフェではお水のことを萌えウォーターと呼びます。いや、お水って何だっけ?
きうきうご主人様「にゃんにゃんにゃーん!」
みおちゃん「はい!なんでしょうか!」
きうきうご主人様「お水頂けますか?」
みおちゃん「萌えウォーターですね!」
きうきうご主人様「萌えウォーター!!!」
ピッチャーで萌えウォーターをコップに注いでいるみおちゃん「萌えチャージ!」
きうきうご主人様「萌えチャージ!!!」
この瞬間から僕の世界から水という概念が消え失せました。水素原子と酸素原子が共有結合すると萌えウォーターになります。萌えウォーターを注ぐ行為は例外なく萌えチャージです。萌えチャージが好き過ぎて僕だけ萌えウォーターを4~5杯おかわりしました。自慢じゃないですけど、みおちゃんの淹れる萌えウォーターなら無限に萌えチャージできます。
閑話休題。そうして萌えチャージを繰り返していると、待ちに待ったライブの時間がやってきます。メイドさんがテーブルにやってきて、サイリウム配布芸をしてくれるところからライブはスタート。次にレギュレーション*4の説明をして、オンステージです。ライブをしてくれるのは何とみおちゃんです。やったぜ! 歌唱は無くダンスのみでしたが、このライブが本当に素晴らしかった…。何と言っても、まず距離が近い。僕らの為に居たテーブルは特等席とも呼べる位置にあったので、その距離は僅か50cmでした。手を伸ばせば届く程の近さ。動きに合わせてメイド服が揺れる音、細い腕が風を切る音、ステップを刻む時に聞こえるステージを踏み締める音、全てが臨場感の塊でした。このメイド服の揺れる音が特に良かったです。身体の動きとメイド服が一体にはなっていなく、飽くまでもお給仕をする為のメイド服であって、ダンスをする為の衣装にはなっていないところに大きなフェチズムを覚えました。とは言っても、ダンスにも見応えがありました。間違いなく、鍛練を積んでいる人のダンスです。身体を大きく使うことは無いですが、、コンパクトに纏まっているダンスだと感じました。その小ささ故の可愛さや、背伸びをせずに全力で出来る範囲のパフォーマンスをしている姿が大変素晴らしかった…。ここまで来ると、3人とも普通にみおちゃんのファンです。ライブが終わった後にみおちゃんに「3人とも盛り上げるの上手いね!」と褒められました。えへへ~。まぁ、拙者たち特にオタクという訳ではござらんが、何故かライブの楽しみ方だけは承知しております。デュフォw
ライブも終わったのでそろそろ出国する事にしました。名残惜しいですが、これ以上長居すると本当にダメになってしまいます。これだけ楽しんで、お会計はたったの3000円ポッキリです。余りにも安い…。最期にみおちゃんのブロマイドを貰って、お見送りを受けながら出国です。めっちゃ手振ってくれて嬉しかったンゴ…。
これがメイドカフェ初体験の一部始終でした。何回も言いますが、本当に行って良かった…。出国した後、1時間は完全に余韻にやられていました。「はぁ…」と「良かった…」しか言葉が出てこなかったです。これだから自分知らない世界を知ることは楽しい。今度行ったらオムライスを頼もうと思います。
・楠ともりサマーライブ -シンキロウノチカガミ-
同日の夜、フォロワーとは別れて楠ともりさんのライブに行ってきました。こちらも本当に凄かった…。ライブが始まるその時まで、完全にメイドカフェの余韻に浸っていましたが、メイドカフェ体験とライブ体験が互いにぶつかり合うことは無く、逆にメイドカフェで感じた事がこの日のライブ体験を何倍にもしてくれた感覚があります。
ライブ中、僕と楠ともりさんの関係は尊いものだなぁ…と感じていました。僕は楠ともりさんに関して、多くを知りません。ですがそれ以上に、楠ともりさんは僕の存在など知る由もないでしょう。それでも僕は楠ともりさんのことが好きだし、1時間半のライブの為に東京から大阪に来て、ともりるの歌声に感動して、心を満たして家に帰る。この関係は凄いんだと僕は信じたい。メイドカフェで感じたメイドとご主人様の物理的な距離の近さが、殊更にこう強く思わせました。勿論、メイドさんとご主人様の関係だって尊いです。メイドさんは初対面のご主人様にも優しく接客してくれて、人に拠ってはそれが忘れられない思い出になる。これも凄い事だと思います。僕と楠ともりさん・僕とメイドのみおちゃん、ステージの上に立つ人と下から見る人、似ている様で全く違う関係性がここにあって、どちらも同様に尊くて、掛け替えないなぁ…と僕はずっと考えていました。
ライブを見た座席は前から3列目の通路席で、僕とともりるの間を遮るものは何も有りませんでした。そんな絶好の環境で楠ともりさんの歌声を浴びた後、真っ先に思ったことは「この人はこの先の人生も音楽と関わりながら生きていくのだろうな」という事でした。楠ともりさん、とても多才で器用な方だと思います。声優として誰かを演じたり、時には踊ったり、ラジオでトークをしたり、様々な楠ともりさんを僕は見てきました。ですが、断トツで「歌う楠ともり」さんが一番凄かった。感想はこれに尽きます。生のバンドの音に負けない声量と圧にたじたじとなる程でした。
アーティスト活動をしている声優さんは沢山居ます。今その是非を問うことはありませんが、楠ともりさんは自らの意志でアーティストの道を選んで進んでいる方だと強く感じました。それがこの凄さの正体なのだと思います。次のライブがあるかは分かりませんが、是非また行きたいです。表現として音楽を選びとった少女の生き様を、僕はこの先もずっと見ていたい。