ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

国立西洋美術館に行ってきた

家でずっとダラダラしてるのも退屈だな~と思い、どっか行くか~ってノリで国立西洋美術館に行ってきた。丁度リリスクのライブも上野であったので一石二鳥なんすよね。

企画展示でミケランジェロ展が催されてたけど、美術館自体に立ち寄ったのが初めてだったので、常設展示だけ見ることにした。チケット売り場に行って学生証を見せたら、ウチの大学の生徒はタダで入れるっぽくて『アドやん』と思いながら内部に潜入。

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早速目の前に展示されてた彫像は『説教する洗礼者ヨハネ』だった。ヨハネ、男だったのね…。もし、善子が世界史に詳しいキャラクターだったら『だからっ!善子じゃなくて、ヨハンナ!』だったり『だからっ、ジョアンナだってば~!』って台詞になってたのかな~って想像してちょっと笑った。(ヨハンナもジョアンナもヨハネって名前の女性形)

絵画の展示は14世紀頃に描かれたものから20世紀頃に描かれたものが順々に展示されてた。14世紀頃に描かれてた絵画はキリスト関連の絵が多かった、所謂、宗教画ってやつ。キリストとか、洗礼者ヨハネとか、聖母子の絵がくっそ多い。聖母子の絵がめちゃくちゃ良くて、おっぱい丸出しの聖母の絵は身体のラインが普通にえちで、『母性~~~!』ってなった。女性の着替えを覗いてる男性を描いてる絵画とかもあって、『下らねぇw』とか思いながら、どの時代も男はママとえっちなものが好きなんだなぁってなった。(ちなみに、乳首は立ってるっぽかったです。)

それ以後の世紀になると風景画や人物画が多く描かれていたような気がする。16~17世紀の絵画を見る度に、この時代には写真の技術は全くなくて、目の前にある世界の色を後世に伝える為には、絵を描くしかなかったのだろうな~なんて思いながら、500年前の世界を思想していた。現実にある風景を切り取って、緻密に描写をした写実的な絵画と、風景を全体的に曖昧に捉える抽象画が入り乱れてたのは、両者の対立の歴史みたいのを感じ取れて良かった。写実画は綺麗だな~って感じで眺めるものが多かったけど、抽象画はその画家の内側にある世界がそのまま具現化したような絵で不思議な絵だな~って目で見てた。他者が易々と踏み込めない・理解出来ない世界が目の前にある感じ。

そして展示は20世紀頃に描かれた、割と現代的な絵画に変わってった。もうね、現代絵画ね、訳が分からねぇ。

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インターネットで拾った絵で申し訳ないんだけど。ピカソの絵、分からねぇ。この絵を美的だと思える感性がボクには全く備わってないようだ。

 

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『美しい尾の牡牛』って名前の絵画。これもな……やべぇよ……。『や、別に尾…美しくなくない?』って感想しか出てこねぇ………。この辺から何故か笑いが込み上げてきた。

 

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そしてラスボス。この絵画の名前は『ホワイトペインティング』。いや、まぁ使われている色は灰色なんだけどそれは置いといて。画面を白で塗り潰しただけの絵画が、美しいと賞賛を浴び、価値の高いものとして展示されてるのが分からねぇ…理解出来ねぇ……。いや本当に理解出来なさすぎて、めっっっちゃ『ンフフフフw』って笑ってた。

 

でも現代絵画を見るのはすげぇ楽しかったんすよね。目の前にある物体が自分の感覚で全く理解出来ないと人は楽しくなっちゃうんだな~って。アニメを見た後は面白い・つまらないの価値判断を自分の中で行える。けど、現代絵画を見てもそれが美しいか美しくないのか、判断すら出来ない。この感覚に新鮮さを覚えたのが、楽しかった原因なのかな~。

美術館を初めて体験した訳だけど、かなり楽しかったンゴねぇ。今度は美術館だけじゃなくて博物館とか行きたいなぁ。因みに、リリスクのライブは楽しかった!