ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

Aqours 4th 2日目感想殴り書き

2日目は2階席の後ろの方の、ステージのほぼ正面で見てました。アリーナから見た東京ドームも広かったけど、上の方から全体を見た東京ドームは、更に広く感じられて、少し怖いくらいでした。ステージがすぐそこに見えるのに、それがどのくらい離れてるのかが感覚的に全然掴めなくて、ああいう巨大な空間の中に放り込まれて、距離感が狂うのって、現地でしか味わえない事だし、早速あぁ~やっぱり現地来といて良かったなと思いました。

1日目は目の前で起こってる事に驚き過ぎて、どっひゃあ~~~!!!つってる間に、いつの間にかライブが終わってたんだけど、2日目はまぁ割と落ち着いてライブを見れた感はありました。船が出てきても『まっ、Aqoursのライブだし船、出てくるわなぁ。』って思ってました。それでも驚いたところは驚いたし、見た景色は1日目とは違ったそれでした。

HAPPY PARTY TRAIN の落ちサビでは、花道に本当に虹色のレールが現れて、これが上から見ると凄く綺麗に映えて。ダイスキだったらダイジョウブ!の、まだまだ拙いダンスしか出来ない1期3話時点の千歌たちが考えた、精一杯だけど、とても素朴な振り付けはやっぱり心に来るなぁ…とか思ったり。

想いよひとつになれは、劇中では本来は9人で披露する形になっている訳で。(梨子ちゃんの抜けた穴を、どうにかして埋めようとしたのが1期11話)多分、アニメの中でこの曲を9人で踊ろうとすると、簡単に実現出来ると思うんですよ、梨子が離れる前のフォーメーションに戻るだけだから。勿論、それは技術的な意味じゃなくて、物語的な意味でね。でも、現実でこの曲を9人で踊ることって簡単ではなくて、1人増えるだけでフォーメーション移動とか見栄えとか全部考え直さなきゃいけない訳で。そういう、アニメと現実の間にある乖離を埋める為に、奔走してくれた人が沢山居たのかなぁ…と思うと嬉しくなりました。にしても、あの演出はズルい。

WATER BLUE NEW WORLD では、『海を渡ろう』と歌いながら、本当に光の海を船で渡ってそれを体現してるのがヤバすぎ!!!ってなった。その後のキセキヒカルは、加藤達也さんとオーケストラの皆さん、そして船とそれに乗るAqoursが、1台のカメラでブチ抜かれて1つの画面に収まってる絵面がカッコよすぎて、モニター見ながらやべぇええ!!!つってました。(つってなし)(心の中で言った)

2日目の最後の方にした1人1人の挨拶、何か感動的な言葉をAqoursのみんなは言ってくるのかなと思ったら、意外とそうでもなくて。だって、東京ドームって言う感慨深いステージじゃないですか、それでもAqoursはまだまだ続いていくから、もっとこの先には楽しい事が沢山待っているからと言って、9人とも凄く明るくて前向きな挨拶をしていたのが凄く印象的で。でも、ダブルアンコールで出てきた彼女たちは泣いてたんですよ。最後の挨拶の最中に、胸の中にあったであろう大きな感情を、彼女たちはどれだけ我慢して隠していたのだろう…と考えると来るものがあったし。けどそこには、ファンの前では明るく楽しく振る舞おうとする、アイドルとしての矜恃があって、それがまた尊くて…。

ダブルアンコールの1番最後の、彼女たちの肉声での『ありがとう』もちゃんと聞こえました。2階席の後ろの方、正確には55列目までハッキリと聞こえてました。この席でこんなにハッキリ聞き取れるって事は、多分東京ドーム中に彼女たちAqoursの生の声は響き渡っていたのかなぁ…と思ったし。なんと言うか、人間って頑張ればこんな事まで出来てしまうんだなぁ…っていう事実が、凄すぎて少しだけ打ちのめされたような感じがありました。こんなに頑張っている人間がこの世界に存在してるマジかよ……みたいな。

あの姿を目の当たりにすると、やっぱり僕も頑張らないとなぁって思えてくる。気張って毎日のように頑張るぜオラオラオラオラ!!!みたいな奴にはなれないけど、少し余裕を持って大学を卒業したいンゴねぇ…。

良いライブでした。虹ヶ咲学園のみんなも同じライブを見ていたって事も含めて、本当に良いライブでした。夢への一歩って曲をリリースする大西亜玖璃さんが、この日Aqoursを見て『私もいつかあのエネルギーを届けられる存在になりたい』って言ってる姿を見て、僕は本当に人の夢の始まりを見てるような気になって居ました。はぁん、虹ちゃん……。

こうして、きういンゴはまたいつもの日常に戻っていくのだった。よし、明日から本気出す。