ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

彼女と別れました。

忘れたいけど、忘れたくないから、書く。

付き合う前、色んな人に恋愛相談をする度に「今が一番楽しい時期だね」と言われたのだが、当時の僕は「そんな訳ねぇだろ!!!!」と思っていた。だって好きな人と付き合って楽しくない訳ないじゃん。この言葉の正しさを実感する事になるとは思わなかった。

 めちゃくちゃ好きだった。でも相手の気持ちは変わっちゃうから仕方ない。こう、恋人の距離になれてない感じはちょっと前からあった。僕も僕でやっぱりそれは辛くて、多分このまま続いてもお互いに幸せになれなかったのだと思う。昨日あそこで僕が気持ちを打ち明けなかったら、このなぁなぁの関係がまた1ヶ月、2ヶ月と続いていたのかもしれない。それだったら僕の傷口が浅いうちに別れられて良かったと思う。ショックだったけど、ちゃんと面と向かって向こうが正直な気持ちを伝えてくれたのは、ありがたかった。5ヶ月弱の短い間だったけど、僕にとってはこれが初めてのちゃんとした恋だったし、簡単に忘れる事は出来なさそう。

手元に残ったのは、大事にし過ぎて1回も使ってない誕プレで貰ったマグカップと、今度しようねって言って買った大量の手持ち花火。あとデートで撮った写真。見ると思い出しちゃうから消したいけど、消したらもう一生この写真が目に入ることは無いんだなと思うと、消すのを躊躇ってしまう。

僕にも悪いところはあったのだと思う。この5ヶ月で2人の関係はそれほど進展しなかった。コロちゃんの影響で付き合い始めて2ヶ月目に全く会えない状況になってしまったのは、これはもう運が悪かったとしか言えないけど、ラブラブだった時期にもっと積極的になれてれば、今と違った未来があったのかなと思ったりする。

流石に昨日は死ぬほど辛かったけど、何だかこう、予兆みたいなものは感じ取っていたし、無意識のうちに心が別れの準備してたのか、今は普通に生きてられる。ただ今でも頭の片隅であの子の名前が浮かんだり消えたりしてるし、その度に辛くなるから、これだけは早めに無くなってほしいな。

またオタク家業に没頭出来れば良いんだけど、それも厳しそうだから、しばらく休憩したら新しい出会いを探しに行きたいなと思ってる。さぁどうなるかなぁ。いい男になって、将来、あの子に僕を振ったことを後悔させたい。