ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

12/14 スクスタ21章とLiellaの話

日記は書いた方がいいらしいね。

 

・スクスタの話

ちょっとだけ放置してたスクスタのストーリー21章を読んだら思いの外面白かった。もしかしたら今までで一番のストーリーだったかもしれない。20章も個人的にはかなり面白く感じていて、1stシーズンのような虹ヶ咲がμ'sとAqoursとわちゃわちゃやってるだけの虚無みたいな話よりは全然楽しく読めた。「あなた」ではなく虹ヶ咲の9人がストーリーの中心に居ることと、しずかすなり、エマかりなり強めの感情のぶつけ合いが行われてる事は嬉しく思う。ただ、やはりランジュのキャラクター性には引っかかる部分もあり、悪気は無いけど自分の理想は押し付けるよ!という行動は栞子のやってきたことと同じ過ぎて、またそういうキャラが敵ポジションなのねという感じはある。

1stシーズンでは、同好会の部長として「あなた」が表立つシーンが多く、μ'sやAqoursも頻繁に登場していた為、虹ヶ咲9人の物語がどこか端に追いやられてしまった感が拭えなかったが、21章は間違いなく虹ヶ咲の物語なのだなと思えた。特に21章では、ずっとしずく一人の心の動きにフォーカスしているのが凄く良かった。しずくが部で感じていた違和感や、かすみんのライブを見て湧き上がる何かを通して、部と同好会の違いが明確に描かれてたのも良かった。因みに僕はしずくがかすみんのライブを見るシーンで泣きましたからね。スクールアイドルがまず居て、その人自身を表現する為に曲がある同好会の在り方に対して、部はまず完成された楽曲があって、その曲を表現する為にスクールアイドルが居る。この順序の違いこそが部と同好会の明確な違いなのだとちゃんと描いたのは凄いと思う。いや本当にもっとあやふやな答えになると思っていたので。ラストの『聞いてください…あなたの理想のヒロイン』からのあなたの理想のヒロインステージも良い演出だなと思った。こんな演出されたら、センターにしずくを持ってきて衣装もちゃんと揃えてライブしたくなっちゃうし、ここはストーリーというよりゲームとしての面白さがあったなと思う。ランジュへの嫌悪感に振り回されちゃってストーリー読めない気持ちも分からなくは無いけど、僕はよく出来たストーリーだなと思いますね。スクスタのしずかす、安心する。

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・Liellaの話

Liellaのキャストが発表されてTLがかなり盛り上がりましたね。有名なコスプレイヤーだったり、元アイドルだったり、まだ誰の手垢も付いていない公募の人だったり、なんと言うか『声優』という肩書きに拘らない辺りが、漠然といつものラブライブのキャスティングだ!と思いましたね。改めて見ると、虹ヶ咲学はのキャスティングはラブライブとしては異例と言うか、本当にアプリゲームが発祥だから、それを踏まえて『声優』としてやって行く人を集めているなと思いました。事実、虹ヶ咲として活動していながらも、他のアニメに出演する機会が恐らく他のグループに比べて体感かなり多いです。はい、虹ヶ咲のお陰で僕も今ではなんちゃって声優オタクです。オタクでは無いですが。

アイドル上がりの声優も今では珍しくなくなってきましたね。まぁなんてったって、元アイドルである文脈をキャスティングなり、ストーリーなりに反映させる時代ですから。色んな場所でパフォーマンスをしてきた人達の次のキャリアとして「歌って踊る声優」という職業があるの、なんだかとても良いですね。時代が進むにつれてどんどんマルチになって行くというか、声優とかアイドルとか、タレントとかパフォーマーとか、そういう職業の隔たりが無くなっていくのを感じます。時間と共に言葉の定義が変わっていくというのはよく聞く話ですが、『声優』という言葉ほどここ10年で意味が変わった、いや変わって無いんですけど、その言葉に内包される意味が増えた言葉は中々無いのかもしれないですね。

まぁ僕はラブライブ!スーパースター!がアニメ化されるまで何にも触れないで行こうと思ってるので、絶対に顔の良い女には屈しません。絶対にだ。覚えとけ!