ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

IDOLY PRIDE×八景島シーパラダイスコラボという神のイベントについて

2022年9月2日〜9月14日、IDOLY PRIDEが八景島シーパラダイスとコラボしました。私は9月3日、サニーピースがライブをする日に行ってきました。待ちに待ったコラボということで期待MAXだったのですが、実際訪れてみると想像の100倍ほど良いコラボでした。特に水族館のスタジアムで行われたライブイベントの満足感は異常で、自分の中では今年の初めに中野で行われた単独ライブにも匹敵するほどのものでした。IDOLY PRIDEを追っていて良かったと思えた瞬間は幾つかありますが、水族館でのライブは間違いなくその1回で、今後もファンの間で語り草になっていく事と思います。

ライブイベント自体も勿論めちゃくちゃに楽しかったのですが、あれほどまでの満足感があったのは園内でのコラボがあったからこそで、ライブと園内コラボのどちらか一方でも欠けてはいけなかったと思います。そもそも、八景島シーパラダイスはアニメ『IDOLY PRIDE』では背景として稀に出てくるだけなので、アニメにはほぼ登場していません。ですが、あの日のあの場所には等身大のパネルがあり、園内には島内放送をする琴乃と渚が居て、シーパラタワーにはアナウンスをする芽衣と遙子さんが居ました。このように園内には彼女たちの息づかいが感じられる仕掛けが随所に見られ、星見市で活動していたアイドル達にとって八景島シーパラダイスが身近な存在だったことを容易に想像させます。先にも言った通り八景島シーパラダイスはアニメにこそ登場していませんが、彼女たちの存在を感じられる場所を『聖地』と呼ばずにはいられません。八景島シーパラダイスはあの日、聖地になったのです。

そうして培われた聖地感はファンとキャストを問わず、ライブに大きな影響を与えていたように思います。私自身、かなり前の方でライブが観れたのもありますが、この地で、しかも水族館という場所でライブを見るのが初めてというのもあり、開演前からテンションがおかしくなっていました。『SUNNY PEACE HARMONY』を歌い上げる前に「この場所で披露できることを嬉しく思います」と言っていた菅野真衣さんは、いつも以上にセンターでぴょんぴょん飛び跳ねていて、そのテンションの高さがダンスに乗って伝播するようでした。とにかく、あの空間には普段のライブ以上の熱量が、言葉にならない何かがあったとしか言えません。菅野真衣さんの最後のMCはその熱量を象徴するかのようで、挨拶の後、『SUNNY PEACE for You and Me!』のサビが掛かる中、後ろを向いて涙を拭う姿に私も泣くしかありませんでした。

決して舐めていた訳ではないのですが、ここまで良いコラボとライブを見れるとは思っていなかったです。高尾奏音さんの言う通り、来年もこの場所で同じようにライブを楽しみたいです。よろしくお願いします。

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