ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

僕たちは今こそ、ハヤテのごとく!を読むべきなのかもしれない - 完結まで読んでの感想

ハヤテのごとく!、2004年から2017年まで週刊少年サンデーで連載された執事ギャグラブコメディ漫画。2007年にはアニメ化もされ、私のような年端のいかない少年をこの道に引き摺り込んだ悪逆非道な作品である。うそ、大好きな作品である。

放送当時、パロディもラブコメも物語の機微すらも分からなかった私が何故かコミックスを集めていた数少ない作品だ。たぶん、おっぱい目当てで買っていたのだろう。かの有名な水蓮寺ルカとの同人誌対決編が始まってしばらくすると自然とコミックスを買わなくなった。当時中学生だった。それから気付けば10数年離れていた。

Youtubeでされているアニメの無料配信をきっかけに自分の中にあった何かが爆発し、アニメ2期を一気に見返した。とても良いアニメだった。その勢いのままに原作漫画を完結(52巻)まで読み終えた。 面白かった。最後まで楽しく読めた。しかし、と言うよりやはり、私はこの作品に対して言いたいことがある。言わせてほしい。今日はそれを言いに来た。

さあ、Kindleを立ち上げて漫画を買いなさい。サンデーうぇぶりを開きなさい。快活CLUBに行きなさい。いまの私たちにはハヤテのごとく!を一気読みできる環境がある。

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ハヤテのごとくは26巻、天王洲アテネ編が終わってから新展開を迎える。綾崎ハヤテが過去の大部分を清算し物語の主人公はナギへ、ナギの成長物語へとシフトする。同人誌対決は三千院ナギが独り立ちする為の物語だと言ってもいい。身も蓋もない話だが、私にとってこれは到底受け入れられなかった。ナギが自分の身の回りの世話を自分で出来るようになるにつれて、キャラクターとしての魅力がどんどん損なわれていくように感じた。三千院ナギに最も惹かれたのは天王洲アテネ編の終盤、ハヤテの持つ王玉を壊したシーンだ。そこには人としての優しさと主としての矜恃があった。たとえ漫画が描けなくても、一人で生きていけなくても、いやだからこそ、あの場でハヤテを救った三千院ナギは強くて、かっこよかったんだ。ハヤテのごとくがラブコメとしても面白かったのは、魅力的なヒロインに囲まれている中で、ハヤテのナギに対する気持ちだけが、ただ一つ特別だったからだ。忠誠と言っていい。だから、ナギの成長と共にマリアやハヤテの役割が薄くなっていく26巻以降の物語はハヤテのごとく!を読んでいる気があまりしなかった。ただ、人が成長して普通になっていくことと、キャラクターとして面白味がなくなることは同義であると、畑健二郎先生が語っていたのは一つ、自分にとって良いことに思えた。

最終的にハヤテは成長したナギと主従の関係を捨てて恋仲になった。素敵なエンディングだという気持ちもある。一方で物語が正しい結末に向かっていく重力に逆らえなかったようにも見えた。13年も続いたラブコメディの結末は、ひどく無難だったように思う。いま私の気持ちは納得とは遠い場所にある。ヒナたんじゃ、ヒナたんENDじゃダメだったんですか!? アーたん(*´д`*)ハァハァ

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サンタの赤は血の色地獄2024