ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

センチメンタル。

3月があと1週間足らずで終わる。寂しい。大学も卒業してしまった。大学を卒業した旨と、大学生活を少しだけ振り返った文章をここに少し書いてみたが、虚しい気持ちになったので消した。卒業式は…普通につまらなかった。比較的に閉じた世界で1人、趣味に全力だった4年間を顧みれば、当然と言える幕引きだった。卒業した実感など無かったが、昨日カラオケに行った際に一般料金を払う事になり、早くも自分が学生でないと実感する羽目になった。そう言えば、学生証は大学に返納していたのだった。実感とは変な場所から急に湧き出るものである。

今は適度に勉強をしながら暇を持て余し、夜に起きてアニメを見る生活をしている。2019年冬アニメも続々と終わっていく。アニメとは終わることで完成するので、終わってほしくないという言葉は嘘になるが、それはそれとして終わるのは寂しい。作品との別れは何度も経験しているが、今期は3月という季節や、新生活の手前である自分の境遇も重なってより一層の哀愁がある。

WUGのファイナル以降、軽い燃え尽きのような何かに駆られている気がする。と言うのも、アウトプットする事への執着が明らかに今は無い。吐き出さないとやっていけないような、強烈なインプットが無いと言ったらそれまでではあるが。あっ、キンプリSSSはもうめちゃくちゃに面白かったので、全12話公開後に何か書く気は全然ある。話が逸れた。SPR5のライブも超が付くほどに楽しかったが、あの時の自分はステージの上で繰り広げられるパフォーマンスを楽しんでいたと言うよりも、音楽に身を任せる事を楽しんでいたので、正直書くことが余りない。ただ、ステージの上や色んな場所で人間が起こした行動に脚色を加えて、物語として消費しようとするやり方に疲れた部分もあったので、こういう楽しみ方もいいなと思った。

Prizmmy☆が解散してから2年が経とうとしている。そう言えば、ズミーの解散ライブも同じ3月だった。ここだけの話、僕はPrizmmy☆とWake Up,Girls!をかなり重ねて見ていた節がある。両方ともavex関係であるし、アニメから生まれたユニットでありながら、アニメの物語とは独立した立ち位置に居る。おまけに解散間際になってから現場に足を運んだ部分まで同じだ。ちなみに、WUGの物販でTシャツを買えなかったので、ラストライブにはPrizmmy☆のTシャツを着て参加した。色合い的には、かなり同化出来ていたと思う。

あの日にPrizmmy☆でなくなった4人は、今でも舞台など中心に、芸事の世界で生きている。Twitterを見ていれば、彼女たちの情報が入ってこない日はない。だが、歌うことは滅多に、と言うよりほぼ無いし、歌いながらダンスをすることも無い。人前でPrizmmy☆の頃の持ち歌を歌うことも無いし、ましてや4人揃ってステージに上がることも無い。解散から2年にして、これが解散なのだなと少しだけ分かった気がする。彼女たちの人生はずっと続いているけど、僕はそれがPrizmmy☆というグループの続きであるとは思えないのだ。

そして恐らく、それはWUGにも言える。7人が今後進んでいく道が、WUGという物語の続きになっていくとは、今の僕には考えられない。僕の中でWake Up,Girls!がまだ終わっていないのは、偏にFINALツアー仙台公演を見ていない部分が大きい。しかし、仙台公演を見た後、恐らく僕の中でWUGは終わりを迎えるのだろう。忘れない限り、覚えている限り終わらない、それもそうだと思う。でも、小声で「終わっちゃったなぁ…」と呟くのも、案外悪くない。

ごちうさDMSを使ってみた所感 【ヴァイスシュヴァルツ】

・無駄話

2016年の秋頃、ちょうど僕がアイドルに飽き始めて深夜アニメを片っ端から見ていた時期に、1ヶ月程ごちうさにハマっていた期間があった。その時に相手も居ないのにのに、ごちうさのヴァイスのカードを買って、デッキまで組んだのだけど、案の定一度もプレイせずにデッキは2年半近く押し入れに眠っていた。でも最近になって、仲の良いオタクがヴァイスを始めたので、押し入れからデッキを取り出して対戦してみたところ…これが、まぁ、ね…楽しい!!!!!!

それで最近はまたカードやってます。他の強いデッキも一つ組んでみて回したんですけど、上手く手に馴染まないので、ここにデッキを触ってみた所感を書いてみようというのが、今回の話です。なので、ここから先はヴァイス分かる人じゃないと面白くないと思います。ここまでも面白くない!それはそう!!!!

 

・本題

回したデッキをはこれ。店舗大会で優勝してるデッキの丸パクリです。自分の経験の浅さもあって、回すのがまぁ~~~大変。それが楽しいのもあるけど。(Lv0のシャロの枚数が足りてないので違うカードで代用しています)

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1枚ずつ見ていきます。

Lv3 Welcome!ココア ×4

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このデッキの切り札。思い出に落とせればコストを踏み倒して出てくる。回復&1点バーン持ち。カードパワーが高いのも入れる理由の一つだけど、デッキの動きが面白いから入れてるのもある。デッキの核となるので4枚差し。

 

Lv3 Welcome!リゼ ×2

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早出し出来るLv3、出した時に山札3枚見て1枚加えられるので、後の動きに繋がりやすい。デッキが一度目のリフレッシュを終えた後に早出し出来る機会が割と多く、2枚差しでありながらしっかり仕事してくれたカードという印象。早出し出来るタイミングはシビアなので、2枚で丁度良い感じがある。Lv1を迎えた辺りから意識して、1枚キープしていきたいカード。

 

Lv3 "みんなで花火"チノ ×2

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トリッキーな動きは出来るがパワー不足感のある構築なので、場に出た時に2000のパンプを受けられるのは力比べになった時には強い(と思う)。「ただいま」からの「おかえりなさい」のコンボはロマンに溢れているが、打点が過剰になりがちなので実は強くないのかもしれない…。どうなんだろう…。ただ、チノちゃんはデッキに入れておきたい気持ちもある。

 

Lv3 Welcome!シャロ ×3

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詰めに関しては最強札。ダメキャンが発生した時に山札を捲って1~4点のバーンを飛ばせる、強い。黄色なので色に気を付けてプレイしないといけないが、それでも差し引いても強い。このデッキはLv3でのココアの踏み倒しを狙っていくが、それが常時出来るとは限らないので、ココアを踏み倒せない時の攻めの要になってくれる。あとは可愛い、可愛いは正義。

 

Lv3 "お姉ちゃん"モカ ×1

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う~ん…。どうなんだろう。ココアを踏み倒せた時は余ったコストでシャロを出して勝負を決めに行きたい感情が勝ってしまい、中々使い所が分からなかったカード。上手く使ってあげられなくてごめんね…モカ姉ちゃん…。ココアが踏み倒せた時は、その時の戦力で何とかなる場面が多かったので、ココアが踏み倒せなかった時でも機能してくれるカードが欲しいかもしれない。

 

Lv2 "冬服"リゼ ×1

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Lv3に常時2000のパンプをくれる良いカード。2枚差しでも悪くないと思えるくらいの仕事をしてくれた印象。この娘のおかげで相手のLv3のカードを踏めるようになるのが本当にありがたいので、もう1枚の採用は本気で考えたい。

 

Lv2 For You!シャロ ×2

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使うまでこのカードの強さは分からなかったけど、実際使ってみるとクソ強い。相手の早出しLv3を狩ってくれるし、その期を逃しても2500の助太刀で使える。終盤のリソースがカツカツな場面で相手のLv3キャラを割れるとめっちゃ気持ち良い。Lv2になったら手札にキープしておきたいカード。2枚差しでしっかり仕事してくれるし、腐らないし強い。

 

Lv2 メイド服姿のチノ ×1

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試合回数の少なさもあるけど、結局使わなかったカード。擬似リフレッシュ持ちで使っていいタイミングを見極めるのが難しい。どういう時に使うと強いのかがイマイチ分かってないカード。切り方が分かるまでデッキにピン差ししておきたい気持ちがある。

 

Lv1 ちょっとビックリ ココア ×4

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パワーが常時6000なので、そこそこ強い。ココアが思い出に落とせなかった時に、このカードに頑張ってもらう時が多い。クライマックスコンボの「ただいま」は、大切なコンボパーツな為、Lv3の時まで使わずに手札でキープしてる場合が多い(手札に2枚来た時くらいしか使わない)ので、ほぼほぼクライマックスコンボは無いと考えても良さそう。でもLv1で最低限の仕事はしてくれるので4枚差し。あと絵柄が可愛い!(大事)

 

Lv1 "お姉ちゃん代理"リゼ ×3

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デッキが序盤に上手く回ってくれた時は最強クラスの働きをしてくれる。Lv1で常時パワー7000となると、大抵のLv1のカードでは超えられないので、クッソ強い。その反面、上手く回らなかった時(ココアが思い出に送れなかった時)はバニラ以下のパワーとなってしまい、最悪Lv0のカードに踏まれる事になる。どうしても事故は起こるし、強い時は強いが、弱い時は本当に弱くなってしまうカードなので、3枚差しが安定なのかな~…。

 

Lv1 一緒に行こう ココア ×2

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助太刀の際に相手の早出しカードを狩れる。自分の認識不足やプレイスキルの不足から、上手く使ってあげられなかったが、シャロを使って踏み倒しメタの強さは感じられたので、このカードの強さも少し分かった気がする。こちらのカードは、相手がLv1の時にLv2を早出しした時でも使えるので、幅広く使える。このデッキでは踏み倒しメタが4枚採用されてるが、少々多い気もするから、1枚でも働いてくれそうな気はする。

 

Lv0 "将来のユメ"ココア ×4

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山札を1枚削って前列に移動出来る。「Welcome!ココア」を控え室に早めに落としたいこの構築には必須と言える。移動は使ってみたところ、相手のダイレクトアタックを防げるが、レベルを上げたい試合序盤にそれをする意味の大きさは余り実感出来なかったというのが、正直なところ。

 

Lv0 "いらっしゃいませ"モカ ×4

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このデッキのキーカード。正直なところ、この構築に於いては、このカードを手札に引き入れないと始まらないとまで言える。控え室のココアを思い出に送れる唯一のカード。当然4投。リバースした時の効果で手札を1枚切れるので、ココアを無理やり控え室に送らなくても、大丈夫にはなってる。このカードを序盤にどれだけ手札に引き込めるかが、試合の中盤や終盤にガンガン響いてくるくらいには重要なカード。控え室から回収できるカードをもう2~3枚は積んでも良いかもしれない。

 

Lv0 Welcome!チノ ×4

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集中持ち。5枚集中は「Welcome!ココア」を控え室に送る役目と、あわよくば控え室に落ちた「"いらっしゃいませ"モカ」を回収する役目の2つを同時におこなえるので本当に優秀。だが、2体レストのコストは割と重く。アタッカー不足になったり、手札とストックがカツカツになったりもする。クライマックスを使った時に出来る手札交換も地味に便利。

 

Lv0 For You!リゼ ×2

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後列でチノの相方をやってもらうカード。常時500のパンプは結構ありがたい。この構築のLv0はシステムとして動いてもらうカードが多く、アタッカーとして前列を張れるカードが余りないので、2枚差しで十分かなと言った感じ。

 

Lv0 ポットでお届け シャロ ×3

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Lv2と3で黄色のカードを使うので、その為の黄色Lv0枠。場に出たターンは3500でアタック出来るので、リゼの500パンプと合わせれば大抵のLv0は踏めるので、割と優秀なカードだと思う。

 

CX ただいま ×4 おかえりなさい ×4

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チノの5枚集中に対応するクライマックスはこの2枚なので固定。効果は1000のパンプとソウル+1で使い勝手はかなり良い。トリガーとして捲れた時は、控え室からキャラやクライマックスを回収出来るので、デッキとの噛み合いは良さそう。何よりカード名が良いので使いたいカード。

 

・全体的な所感

負けパターンとしては、序盤に手札のリソースを吐きすぎてしまって、コンボパーツを集めながら少ない手札を圧迫して、上手く終盤に必要なカードを引き込めずに負けたのが一つ。「"いらっしゃいませ"モカ」を手札に引き込めずに、思い出にココアが送れず、中盤にパワーの低いカードを使い、そこで差をあけられて終盤にその差を埋められずに負けが多い気がする。リソースを吐きすぎてしまうのはプレイングで何とかなるけど、キーカードが引けないのは運に依るところも大きいので、クロックや控え室にから回収を行えるカードを積むのも良さそう。この構築を調整するに当たっては、恐らくモカを引き入れてココアを想い出に送る確率を少しでも上げていくか、それともココアを思い出に送れないときでも正常なパワーで戦えるようにするかの2択があって、どっちを取るかで構築のしかたが変わってくると思う。あと、パワー不足感否めないデッキでもあるから、相手のLv3のカードをメタるカードを1~2枚差しても面白いんじゃないかなと思う。デッキ構築って面白いンゴなぁ~…。

こっからまた無駄話です。僕は今までかなり脳死でカードゲームしてきたんですけど(ポケカとかバディファイトとか)、ヴァイスは何故か僕でも色々と考えられて結構楽しいです。こういう事を書いちゃうくらいなので。相性が良いのかな。あと、デッキに入ってるカードって全部に役割があって、1枚1枚にちゃんと意味があるって事をようやく理解しました。自分が思った通りにデッキは回ってくれないのも、今は楽しいです。という訳で、フォロワーは僕とヴァイスしましょう。(ここまで読んでくれているフォロワー…なし!!!!)

あっ、因みにこの記事が100個目の記事らしいです。ウケる。

ファイナルで初めて生のWUGを見る。

別に今までも誰かに向けて文章を書いてきたつもりは無いが、今回は特にそういう傾向の強い文章になることを予め断っておきたい。まぁ、言葉はちゃんと選んで使っているので、気になる人は読んでって下さい。

 

Wake Up,Girls! のファイナルライブを見てきた。良いライブだった。この「良い」というのにも色々とあって、まず「コンスタントに良い」ライブだったなぁ~という感情がある。1stと2ndライブの円盤を見て「良いライブだったなぁ~」となるニュアンスに近い。人に貰い泣きをめっちゃしてしまうタイプの人間なので、手紙を読んでる時はそりゃ泣くし、ライブ中は超が付く程に楽しいんですけど、終わった後は思った以上にスッキリしていて、3rdや4thライブを見た後に感じた、良すぎて感情が消化不良を起こして打ちのめされたような感覚にはならなくて、少し困惑した。まぁ、と言うのも僕のワグナー歴*1は正しく言えば1週間程度だし、感傷に浸るにはWUGと共に過ごした時間が余りにも短かったと思う。あと、僕のWUGに対する印象は HOME TOUR に毎回のように通ってた人達によって作り上げられていたので、こうなるのは自業自得だなぁ…というのが正直なところ。

(3/10 追記)結局、僕はWUGの何を見たかったのかを考える。きっと僕は、WUGとワグナーが巻き起こす内向きの力が溢れた、異質な空間を味わいたかったのだと思う。でも、SSAには「最後だけで良いからライブが見たい」という、僕みたいな人間が少なからず居たと思う。僕を含めて、そういう人達にもちゃんと伝わるようなライブをWUGはしてくれたと思う。それが嬉しいような、悲しいような、複雑な気持ち。後は、「解散」という2文字を突き付けられた人間は、それをどのように受け止め、その末に何を生み出すのかを見たかった。こういう事を見たがる自分の性格の悪さを、文章を書きながらひしひしと感じている。SSAのステージに立つWUGは強かった。既に解散の向こう側に居るような気がした。(追記 ここまで)

悔しいかと言われたら、少しだけ悔しいなという気持ちはある。でも、今まで僕はライブの円盤を通してWUGを見てきたし、この先も円盤を使って、テレビの画面越しにWUGを見ていく事に全く抵抗が無いから、後悔はほんの少しって感じです。仙台公演が円盤化されない事が決まってたら、地団駄で全国の畑を耕して回るくらいには悔しがってたと思います。

なので、悔しさよりは「一度しっかり生で見れて良かったな…」という感情の方が大きいです。そういう意味での「良い」ライブでした。素敵な景色を見せてもらいました。Polarisの落ちサビでまゆしぃが「満天の星空をありがとう!」と叫ぶと同時に銀テが発射される瞬間とか、まるで全てが噛み合ったアニメのワンシーンを見てるような感じで、すっげぇ感動しました。

SSAに行った理由の半分は、まゆしぃとよっぴーが歌う落ちサビを生で聞きたかった、というものだったので、それが叶ったのは本当に良かったです。自分に今まで積み重ねた物が何も無い事くらい分かっていたので、純粋にWUGのパフォーマンスを見に行ってた部分は大きかったです。何でしょうね…あの2人の「歌でしか伝わらない」想いが歌声に詰まってるような感じ。CD音源からは感じ取ることの出来ない巨大な何かに、胸を揺さぶられる感覚。「伝えたい!」という想いが全身から噴き出てるような歌い方。生で味わえたの、最高でした。ホント好きです。

そして、もう半分は Beyond the Bottom を生で見る為でした。いやなんと言うか、神々しかったです。Aメロに入った途端にまゆしぃが、何かに取り憑かれたように歌い始めたのが衝撃的で、ステージの上に居ながら「誰かに見られてる」という事を忘れているような振る舞いをしていたのが、ヤバかったです。「偶像が救いの手を差し伸べている」という印象をBtBの詩からは感じていて、これを人間が歌うのは重いなぁ…と常々思うのですが、WUGは人間でない何かになる事で、BtBを体現しようとしてるように見えて。何言ってんだこいつって感じですけど、BtBという楽曲の概念がWUGに憑依して、人の自我を蝕んでいるように見えるんですよ。まるで生贄のような。こんなステージング、この先出会える気がしません。ゾクゾクしましたね…。一糸乱れぬダンスと照明の演出も相まって、神々しさ極まっていて最高でした。WUGサイコー!(ここで見ていた僕の緊張の糸がプツンと切れる)

とまぁ色々と書いてきましたが、最終的には「良いライブだった!」という事で、以上をファイナルの感想とします。支離滅裂な事を言ったかもしれないですけど、仙台公演のBDは買うと思ので許してください。

*1:好きになってから 3/8 を迎えるまでの期間

3月7日

WUGのことを本格的に知ってから、大体1ヶ月が過ぎた。WUGが好きなフォロワーが居たというのも、手を伸ばしたキッカケの一つだけど、「これが Wake Up,Girls! のライブだ!」というFinalライブのTVCMが恐ろしく格好良く見えて「これはとんでもない景色が見れるんじゃないか…?」と直感的に感じたのが、SSAのチケットまで手が伸びた事の決め手だったように思う。最初は3月8日に突然SSAに行こうとも考えたけど、今の自分の状況を鑑みると、カミングアウトしておいて正解だったと思う。円盤貸していただき、ありがとうございました。最高でした。

4thまでライブ円盤を見て、やっと「俺、WUGのことめっちゃ好きだな…」という自覚が芽生えるくらいに好きになれたのに、明日解散だとか言われても、正直全く実感がない。不思議な感覚。ただただ、4thライブよりも良いものが見れる可能性が高いという、ワクワクだけがある。本当にすまない。

1か月前、アニメ旧章を見終えた時は、自分との肌の合わなさを凄く感じたけど、現実のWUGのライブを経験した今は、「あぁ、アニメWUGの物語はこれしか有り得なかったんだな」みたいな、謎の納得感がある。曲が出来上がるまでの物語が劇中にあり、曲の歌詞やパフォーマンスに、その物語の文脈が反映されているアニメ*1を見てきた自分にとって、極上スマイルや16歳のアガペーは、早坂さんから貰った曲*2という印象が強くて、良い曲だけどイマイチ乗り切れない部分もあったんですけど、でもこう、3rdライブや4thライブのアンコールで、もうすぐライブが終わってしまう寂しさを認めながらも、最後は笑顔で終わりたいという想いから歌われる「極上スマイル」はもう現実のWUGの曲でしかなくて、「誰かから貰った曲」が時間を掛けて「WUGの曲」になっていく姿はとても良いな…と思ったし、そういう意味で今はアニメを肯定的に受け容れられていると思う。ただ単に、楽しみ方をやっと掴めただけとも言う。

アニサマで一応2018年のWUGを見たけど、その時の記憶は殆ど無い*3ので、実質的には明日、初めてWUGを見に行きます。楽しみな事は色々とあるんだけど、とにかく、とにかく Beyond the Bottom を生で見れるのが楽しみで仕方がない。恐らくですけど、「人間が人間ではない何かになろうとしてる姿」はそうそう見れないと思いたい。どんな世界が見れるのだろう。ワクワク…と言うよりソワソワする感じの方が強いかも。

いつもは19時くらいに眠くなって寝ちゃうんですけど、今日は明日のライブの為に22時くらいまで、頑張って起きて生活リズムを調整しようと思います。それじゃ…、おやすみ。

*1:ラブライブプリティーリズム

*2:WUGがこの曲を貰うまでに沢山の苦労や努力をした、という文脈はここでは一旦置いておくとして。

*3:モニターに色んなアーティストが映されたのだけ覚えてる。

1週間を振り返るやつ

三本立です。

1. アニメスタイルを購入したよ。
アニメスタイル014 (メディアパルムック)

アニメスタイル014 (メディアパルムック)

アニメスタイルを買った。アニメ雑誌、そこまで頻繁に読む方ではないけど、今まで読んだアニメ関連の雑誌の中で一番突っ込んだ話をしてて超面白かった。この本には「ヤマノススメ」「映画 若おかみは小学生」「宇宙よりも遠い場所」と、馴染みのある作品たちが並んでてたけど、特に花田先生がする「よりもい」の話が面白かった。よりもいの脚本を書くのをめっちゃ楽しんでたって話とか凄く良かったし、売上に敏感なお偉いさん達のプレッシャーを感じながら書く脚本は余り楽しくないみたいな話もしてて、ラブライブのことだろうな~なんて思いながら読んでた。花田先生の人間をめっちゃふわふわした存在として捉えてるところ、めっちゃ好きなんすよね。これに尽きる。まぁ、僕がめちゃくちゃふわふわした人間なのでね。

逆に、若おかみのインタビューは僕と若おかみの間にある確執をより強固なものにしましたね。や、それはそれで面白いので良いんですけど。宗教上の理由で、僕は映画若おかみに対して映像の美麗さはめっちゃ好きだけど、話は嫌い(嫌いという確かな感情、何も心を動かされないよりも意義のある感情だと思ってる)みたいな立場に居たんですけど、その立場はもう揺るがないなと思いました。おっこを神に仕立て上げることで、人間界での出来事を超越させる(意訳)みたいな事を監督が言ってて、流石に僕との合わなさに笑いました。人間を描く気がない。

映像に関する話も多くあって良かった。「ヤマノススメ」も「よりもい」も現実にある街を舞台にしてるから、リアリティーを感じさせるようなアニメ表現をしていて、その話がすげぇ面白かった。 背景の書き込みの量と情報量の話とか、まだまだアニメ制作に関することには疎いですけど、色々と勉強になった気がします。まぁ、勉強してどうすんだって話ですけど。そんな感じです。面白いっすよ。

 

2. WUGのライブ円盤を見たよ。

WUGの1stライブと2ndライブを円盤を通して見ました。めっちゃ良かったです。まず思ったのが、驚くくらいにダンスができる。1stライブでこんなに踊れるのか...という驚き。偏に、流石のavex...って感じでした。可愛い女の子が良い曲を、良い歌を以て届けてくれる。これが楽しくない訳がない。

感覚としては、アニメのライブ...よりも声優のライブ...と言うより、アイドルのライブを見てる感覚に近かったです。7人でWUGの声優をしてて、アニメWUGのOPも歌っているけど、飽くまでもライブはアニメの物語とはある程度切り離された存在だと感じました。こう感じるのは多分、僕がAqoursのライブに足を運ぶことが多い事もあると思います。

ライブとアニメの間に距離を感じたことで、純粋に声優個人の魅力や、音楽そのものを楽しめた感覚が強いです。よっぴー、まゆしぃの歌う落ちサビ、歌声に籠もっている想いに迫力があり過ぎて、ちょっと泣いてました。あっ、あと田中美海さんのソロステージングが凄かったです...。想像以上に器用なお方でした...。いや、何か上手く言えないんですけど、沢山の人に幸せを振りまける人間が、なるべくしてステージの上に立ってくれている感じというか...、嬉しくなっちゃいますね...。無限感謝エターナル。

まだ3rdも4thもSSAもあるのでクッソ楽しみです。早く/豊作\/豊作\になりたい。

 

3. 横須賀に行ってきたよ。

3/2 に横須賀にプチ旅行に行ってきました。海を見たり、軍艦を見たりしました。

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横須賀、結構物静かで良い雰囲気の港町なんですけど、過去には軍事の要所となっていた背景もあり、所々にその名残りがありました。(普通に怖い)

 

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ハンバーガー、美味すぎワロタ侍。あと初めてはいふりカメラ使った。横須賀には米軍基地があるので、街にはドル$が使える店があったり、外国の人が普通に生活してて、ビビりまくりました。

 

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軍艦「三笠」を見学してきました。はいふりを見てたので、軍艦と言えば可愛い女の子!みたいなイメージが何処かにあったんですけど、やっぱり軍艦はおっさん達が動かしてたらしいです。しかも、普通に殺し合いしてたらしい(それはそう)。ショック。

可愛い女の子と言うものは、色々な物と混ぜる・組み合わせる事でその物自身をマイルドにできる存在だな~と思うばかりであります。普通に追悼室とか、戦死者の遺影とか飾ってあって、これまた普通に怖いです。

 

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はいふりカメラ、神。この三笠は、アニメで出てきた軍艦「晴風」よりも少し古い時代の技術で作られた物らしく、アニメと同じような器物は少なかったですが、雰囲気はかなり感じられました。

まぁ、はいふりを見なかったら、軍艦の見学なんて絶対に来なかったと思うので、この世界の全てが美少女とコラボしてアニメになって下さいと言う思いで一杯です(?)。

Wake Up,Girls! 新章を見た。

WUG新章、最初は見るつもり無かったですけど、旧章にあるステージの上と下の間にあった生々しい断絶について言及した時に、新章では「WUGがステージの下に降りてくる」という情報を手に入れて、一気に興味を持ちました。やっぱり、的確なネタバレは時に人の心を誘う。その「WUGがステージの下に降りてくる」シーンは、ファンとアイドルの間にある断絶を少しでも和らげたい、と言う思いから来た行動ではなく(少しはあったのかも知れませんが)、音響トラブルに見舞われてマイクが使えなくなった7人の、「客席に生の歌声を届けたい」という願いから来た行動に、僕からは見えました。ですが、結果的にWUG新章の作風そのものが、旧章で語られていた断絶を和らげてくれたような感覚が少しあります。これについては後述します。

新章に興味を持ったは良いけど、色々とネットでは過激な事を言われたりしてて心配だったので、見るか見ないかを判断する為に、まずはYoutubeにあるPVを見ました。これが凄く良くて、2分で視聴決定。心配は完全に杞憂でした。因みに、僕が何で見るか見ないかで迷っているかと言うと、新章がdアニで配信されてないからです。地元のレンタルショップを回っても新章のDVDが何処にも置かれてなかったので、泣く泣くdTVで見ました。初月の無料期間で全部見て即退会するムーヴ、結構やるんですけどオススメ(?)です。

まぁ、御託はこのくらいにします。率直に言って、僕は新章の方が旧章より断然好きでした。そう感じた理由について、簡単に書いていこうと思います。新章と旧章を比較しながら、理由を2つ挙げます。

1つ目は映像です(大雑把ですまん)。旧章の映像はとても写実的で、僕にはそれが良くも悪くも働いている気がします。現実をそのまま切り取ったような絵柄や世界は、旧章の暗く現実的な*1ストーリーとマッチしていました。しかしその反面、どこかキャラクターの動きが人間に近すぎて、躍動感を感じられず、多少の退屈を強いられた感覚があります。これに対して、新章の映像はとてもアニメ的だと感じました。アニメ的と言うのは、「キャラクターの芝居や物の動きが、良い意味でわざとらしい」と解釈してくれるとありがたいです。特に 7 senses のOP映像にはこの特徴が如実に表れていると思います。恐らく、人間はみにゃみの様に派手に転ぶ事は滅多に無いし、よっぴーの様に一瞬でトーストは食べられないと思います。ですが、その小さな嘘がみにゃみの可愛さや、よっびーの早く出掛けたい気持ちをより際立たせている気がします。そういう、現実を少しだけ無視した、動きの躍動感や画面の視聴感を重視してる映像は、見ていてとても楽しいです。この部分が、新章と旧章の大きな違いなのかなと思います。そもそも、監督もとい映像作家が違うので、それはそう!という感じですね。

2つ目は作風です(これまた大雑把ですまん)。先程、旧章のストーリーを「暗い」と表現しましたが、それは旧章の世界の根底に「アイドルとは、傷付き疲弊した心を癒す為に、誰かに消費される存在である」と言うような思想*2が流れていると感じたからです。その思想の末に生み落とされた歌詞が、Beyond the Bottomの「世界中の憎しみを 全部僕が受け止めるから」なのだと、僕は思いました。大人によって作り上げられたアイドルという一面が大きい。これに対して新章の作風は「大人がアイドルを作り上げる」という側面を余り表に出していなかったように見えます。理由としてまず、WUGに仕事を持ってきてくれる人や、楽曲を提供してくれる人の力では無く、メンバーの個性やWUG自身の意思によって、物事が好転する事が多かった点です。各々が得意分野で個性を発揮したり、セトリや歌詞を自分たちで考えたり、そうしてWUG自身の力で前に進む物語なのが、僕は好きでした。更に、新章の世界は「アイドルで居るという事は、自分らしく振る舞う事だ」という前提の下で、話が作られていると感じました。僕らはステージの下からアイドルを見ることしか出来ないし、その人が本当にその人らしく振る舞っているのか、僕らには正直分かりません。その事実がある上で、ステージの上の7人は他の誰かを演じている訳でも無く、その人らしく振る舞っていると思える事は嬉しいし、生々しさを孕んだ断絶はあたかも無いように見える。このくらい夢を感じられる物語・作風の方が、僕は好きでした。

新章、見てよかったです。と言うか、途中で挟まれていた「わぐばん新章」が面白かったので、色々と調べてみます。よ~し、次はライブの円盤を見るわよ!

*1:アイドルとファンの間にある確かな断絶がある事実。人と人は簡単に分かり合えず、本気でぶつかるまでお互いの事が見えてこない事実。アイドルにとって、プロデューサーや作曲家は絶対的な存在である事実。の3つが描かれている点が根拠です。

*2:白木さんがアイドルの祭典の開会式で、9.11について言及したシーンから、特に強くこの思想を感じます。

ギャン・バギャム・ソルドン って何だよ

少し前にTLでクイズを作って、フォロワーに答えてもらうやつが流行ったんですよ。それで僕もクイズを作ったんですけど、ちょっと気になってブログの名前である「ギャン・バギャム・ソルドン」について聞いてみたんですね。そしたら、思っていたより正答率が低くて驚いたんですよ。みんな知ってると思ってたから、軽くショックでした。いや、でもよく考えてみると皆が知ってるハズはないですね…。これが件のそれです。

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「ギャン・バギャム・ソルドン」って、金色のガッシュ!!って漫画作品に出てくるアースって奴が使ってる呪文の事なんですね。別に作品の中でアースが特に好きとか、そういうのじゃないんですけど、呪文を唱える前の「一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん」って詠唱が好きでお気に入りです。難しそうな単語を羅列するの、かっけぇ…。意味も「この一撃に全てを乗せて、お前を打ち倒す!」ってもので、カッチョイイ。つまり、この呪文をブログのタイトルに掲げているという事は「ここに書く文章に全てを込めて、お前を倒す」って僕からのメッセージな訳です。

何でこんな事を書こうと思ったかと言うと、漫画を読み返したからなんですね。めちゃくちゃ久々に読み返しました。4~5年振りかな…多分。最終巻の発行年が2008年で、完結から10年以上経ってたのか…ってなりました。

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僕の手持ちのガッシュの漫画です。当時は、毎週水曜日にコンビニに行き、サンデーを立ち読みしつつ、なけなしのお小遣いでブックオフに行って、中古で漫画を集めてました。そんなクソガキでしたが、気付いたら清麿よりもずっと歳上になってましたね…。そんな少しの切なさと懐かしさと、あの頃の自分では作品から感じ取れなかった感覚を感じながら、一気に読み返しました。

1番心に響いたのは、ゼオンとの戦いで見せた、バオウ・ザケルガでデュフォーの憎しみを食らう所ですね…。バオウは覚醒によって、より強大で禍々しく変貌を遂げてしまうんですけど、その禍々しさとは裏腹に、バオウは相手の憎しみや哀しみを受け止めて喰らい尽くす、優しさの溢れた雷なんですね。この雷が「やさしい王様」を目指す者が奮う力として相応し過ぎて、クッソ感動しちゃいましたね…。ずっと前は、このシーンで感動する事も無かったんですけどね…、色々と読み取れるようになると、見える世界がガラッと変わる。

過去の作品を見返すのは、やっぱり楽しいです。特に、初めて見てから2~3年以上経つ作品を見返すのは、自分の感性の変化をまじまじと見つめられるので、本当に楽しい。最近、アニメも過去に見た作品を見返すことが結構あって、その度に自分があの時とは違う場所に居るのを実感します。まぁ、前に進んでるのか、後ろに退いてるのかは分かりませんけどね。常に変わっていくところが、僕の唯一の変わらないところなのかなと思います。

それではこの辺で、いざ…さらば…。

Brightest Melody

サンシャインの映画は2回しか見てない*1。気軽にお金が使えないという理由もあるけど、何回も観るものじゃないなと僕が感じているのが、理由として1番大きいのだと思う。ライブの円盤を頻りに見返すことをしない感覚と同じだ。自分なりに映画から感じ取れるものは、9割くらい受け止め切った気がしてるけど、Brightest Melody(以下、省略の為にBMと書く)を見て自分の中から湧き上がる感情についてだけは、未だによく分かっていない。

そんな中、BMのCDが発売された。僕光を聴く時にちょっとだけ身構えてしまうのと同様に、BMを聞く時も覚悟を要してしまうので、無限リピートはしてない。プレイリストに入れて、黄昏時に歩きながら偶に再生するのが、僕なりの聞き方だ。そして曲を聞く度に、脳に電気が走るような感覚と、「自分はこの曲を聞いて何を思っているのだろう」という少しのモヤモヤが生まれる。自分の中で得体の知れない感情が蠢いているのは、思っていたよりも気持ち悪い。なので、このCD音源を頼りに、あの時の自分の心に何があったのか考えてみようと思う。

BMは、輝いていた過去を噛み締めながら、その全部を名残惜しげに今に刻み付けるような曲だと思う。6人のAqoursで少し前に踏み出した事で、自分達の持つ力の無さや不安、寂しさを知ったからこそ、再び9人で踊れる事の嬉しさを彼女達は胸に焼き付けているように僕には見える。そして、その嬉しさと同時に、これが9人のスクールアイドルとして歌う最後の機会である事への切なさも。その姿を見て、僕は胸が張り裂けそうな思いなるのだ。9人のAqoursは思っていた以上に眩しく輝いていて、未来には不安が沢山あると認めた上で、嬉しさと名残惜しさ混じりに「前に進まないと」と歌い上げるから、僕はこの曲が好きなのだと思う。

僕は今でもこうして、サンシャインについて何かを考えては文字を綴っているが、2年前の自分がサンシャインにハマった頃に持っていた熱量に比べたら、今の熱量はそうでもない自覚がある。何かに飽きる事は自然だと思っているので、悪いとは思っていない。ただ僕は、周りが見えなくなる程に何かにハマったり、夢中になる状態そのものが好きだから、今の生活に物足りなさを感じているのは事実だ。だから僕は「とびっきりの何か」をまた見つけたい。その何かは分からないから、楽しかった過去に背を向けて、色んな物に首を突っ込み続けていきたく思う。Brightest Melody は彼女達が未来へ踏み出す為の決意の歌だったかもしれないが、僕にとってはこの気持ちを後ろから後押ししてくれる、救いの歌だったようにも感じた。

前に進むことで面白そうな物と、これからも沢山出会っていきたい。

*1:全体で見たら2回でも多い方かも。

日記

今日は何をしようかと考えていたら、午前中が終わっていた。おかしい…おかしい。「あみゅりぶ」という前田佳織里さんと富田美憂さんのイベントに5,000円で入れるらしいけど、全容の分からないイベントに自分にとっての大金を突っ込むのが怖くて行くのを辞めてしまった。人はこうしてチャンスという物を逃していくのである。

最近買った声優アニメディアに、2018年に行われた楠木ともりさんのバースデーライブのレポートが載っていて、それで声優がアニメに出演するキャストではなく、一人の表現者としてステージに上がる姿に興味が湧いてる。いや、だって楠木さんがこのライブの為に用意した新曲のタイトルが『僕の見る世界、君の見る世界』ってだけで、曲も歌詞も聞いた事ないけど、もう何か好きになってしまう。恐らく、俺の見ている世界と全く同じ世界は、誰も見ることが出来なくて、それでも、1%でも5%でも重なる世界がある筈だと信じて、こうして文を書いて、世界や気持ちを共有した気になっているのだろう。この歌が、こういった感覚に則って紡がれているのかは分からないけど、是非聞きに行きたい。

いや、別にこの話をしたくて書き始めた訳じゃないと言うか、そもそも何を書くかなんて何も決めていなかったな。虹ヶ咲のライブもAqoursの5thも何ひとつ当選しなかったので「まっ、人生なんてこんな物だわな。」という気持ちになってる。まぁでも、5thはLVで見ればいいし、虹のライブは…配信があると信じるしかない。鬼頭明里さんの衣装を近くで見たかった…。はぁん、鬼頭明里さんの…おへそ(鬼頭明里さんの事務所はへそ出しOK)。ライブの形式みたいのは全然分からないけど、もしステラボールに椅子を並べてやるとしたら、多分入れる人数は結構少なくなるだろうし、そりゃ当たらないわな。

そんな訳で、昨日は抽選に外れた鬱憤を晴らすのも兼ねて、お台場~上野まで飲酒しながら歩きました。寄り道しながら、大体4時間弱くらい掛けて歩き倒しましたね。飲酒しないとやってられなし。僕、埋め立て地を歩くのクッソ好きなんすよね。いや、だって海とかいうめちゃくちゃ広大で何億年もかけて作られた自然を、人間がわざわざ「自分達が住みやすいようにしたい」っつう、理由だけで作り替えてるんですよ、ヤバくないすか。面白すぎる。

まぁ、そろそろ1000字なので、こんな所で終わりにしますね。僕はこれから喫茶店にでも行って200円でコーヒー飲みながら勉強でもしようと思います。金が無限に欲しい。それじゃっ

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暇だ...(なので、アイドルという概念について考える)

暇だ、びっくりするくらい暇。卒業研究が終わったのは嬉しいけど、急にやることが無くなった生活というのは、なんだか手持ち無沙汰でそわそわする。忙しいのは嫌だけど、暇なのも嫌、あぁ人間とは何と自分勝手で我儘な生き物なのだろう。暇な時にすることと言ったら、アニメを見るか、アイドルという概念について思案する以外にやることが無い。...紀元前のギリシア哲学者かな?

僕はアイドルという単語を何気なく使っているが、その実この単語が何を意味しているのかよく分かっていない。「アイドルは人間なのか?」という問いに対して、持ち合わせている答えというのは無い。合っているような気もするし、間違っているような気もする。という訳で、ここでハッキリとさせておこうと思う。

 結論から言うと「アイドルは人間じゃない」というのが僕の答えだ。これはステージの上に立つ人間は人間じゃないと言う意味ではない。アイドルとは人を見た時に人間が「その人を想像することで勝手に作り上がる人物像」の事なのだと思う。アイドルとは形ある物ではなく、人間の頭・心の中にしか存在しない曖昧なものではないだろうか。

アニメ作品に内的な価値は無く*1、その作品を見た人間の内部に素晴らしいと思う気持ちが生まれたり、つまらないと思う気持ちが生まれるだけ、という言説を僕は信じている。アイドルも恐らくこれと同じで、結局、人の心の中に、人に対して抱く思いだけがあって、その気持ちが自然と人間をアイドルに仕立て上げてしまうのだと思う。誰かが誰かにとってのアイドルになる可能性がある世界なのだから、形のあるアイドルという肩書きそのものに、さほど意味は無いと感じてしまう。

 僕はステージの上に立つ人間に対して、あれこれと考える。この人はこんな性格の人なのだろう、とか誰にも見られない場所で金麦をガブガブ飲んでいてほしい、とか期待や願望混じりの想像をする。恐らく、こういう期待・願望の混じった想像の末に自分の頭の中で出来上がる人物像こそがアイドルなのであり、僕はこの人物像をステージの上に立つ人間に重ねてしまう。

ステージに立つ人間は、他人の考えた幾多の人物像を背負って、その場所に立っている。数多の人が押し付けてくる背負いきれない程の理想像を、人間が一人で背負おうとするから、アイドルとは悪趣味で面白いのだと思う。人が自分の預かり知らぬ場所で勝手に大きくなった自分の幻影を背負うのに、どれだけの努力や覚悟が必要なのだろうか、僕には分からない。だから、その覚悟に敬意を表して、ステージに立つ人間のことを僕はアイドルと呼ぶのだろう。あれ、アイドルって人間なのか?

 

・参考文献(文献でなし)
1. フォロワー!
2. 少年ハリウッド*2

*1:勿論、アニメーターの人が何千枚という絵を描いたり、音楽を付ける行為自体には大きな価値がある。

*2:少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-/少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50- | アニメ動画見放題 | dアニメストア