ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

Wake Up,Girls! を見た

これはここだけの話何ですけど、アニメWUGを見ました。本編12話と、七人のアイドルと、青春の影だけです。beyond the bottomdアニメストアで配信してないので見てません。数日後にゲオにでも行って借ります。実は声優ユニットの方に興味があって、3月8日のSSAのチケットを取ったんだけど、まぁやっぱアニメは見ないとだよねってノリで見ました。そんな訳で、短いですけど感想でも書き綴ります。

まず、世界がとても写実的に描かれているのに驚きました。普段はそういうアニメ余り見てないので。おばあちゃんの顔色とかめっちゃ悪くてちょっと笑いました。派手な髪色などを使ったキャラの差別化が無くて、現実離れしない素朴さがあって、最初は顔も名前も全然覚えられなかった。けど、回を重ねるにつれて段々とメンバーの事を知っていって、顔も分かるようになって、キャラクターっていう入れ物に徐々に魂が入っていく感じがとても好きでした。(素朴なキャラデザに物語で肉付けをしていくのに、よりもいみを凄く感じました。)

メンバーが衝突しながら一つになっていったり、曲を貰ったり、レッスンしたり、ライブハウスで公演したり、アイドルが現実でやっている事・やっていそうな事を、そのままアニメに持ち込んだような作風だなと思いました。僕が以前推してたアイドルもavexからCDを出してて、アニメのWUGように、グループ『らしくない』と言われる曲を貰ったりしてて他人事じゃねぇ…って思いました(まぁ、僕はその曲好きだったんですけどね)。秋葉原ソフマップの最上階でライブしてるシーンを見て、『そこ何回も行った~!』って感じになってました。そんな訳でかなり親近感を感じてたんですけど、その感情と『や、アニメでそこまでリアルにしなくても良いっす…』みたいな感情が同居してます。

作風が思ってたよりも全然違ってたので、ラブライブと比較する気も無くなっちゃいましたね。まぁ、というかそれは僕がラブライブのキャラを全くと言っていい程にアイドルとして見てないのが大きいです*1

3月8日まで時間があるので、ちょくちょく曲を聞いて覚えたり、MVを見ようと思います。これまでは恋愛暴君のOPが好きで、それしか知らなかったですけど、アニメ本編の主題歌はどれも良い曲ですね。7 Girls War が好きです。

話したいこと、3つ。

黙々と卒論書いてたから、文章を書きたい欲が全く湧かなかった。でも、そのせいで書きたい事が溜まってしまったでござるなぁ。いや本当に、ブログは卒論と違って文体を崩して書けるし、文章の前後関係にも過剰に気を使わなくていいから楽で良い。

 

1. 1人で居るということ

僕は1人で居ることが多い。大学に行き、1人で講義を受けて帰るだけの生活をしていると、人と関わる機会は殆ど無い。口を開くのは週に1回あった研究室のゼミと、ツイキャス。あとは、月に1~2回くらいフォロワーと会って喋るくらい。特別1人が好きとか、そういうのじゃ無いと思う。ただ、TwitterのTLを見ればフォロワーが居るから、焦って誰かに会わなくてもいいかなぁ~と思ってる節は結構ある。

そんな僕だが最近、卒論を仕上げる為に研究室に2日ほど入り浸った。そこで研究室のメンバーと割と長い時間を共に過ごした。「飯食って帰らね?」みたいな軽いノリでご飯食べに行ったりもした。高校を卒業して以来、こういう事は全くしてなかった。

人と一緒に居るってこんな感じだったなぁ~って気持ちになった。何日も前からDMでやり取りして予定を合わせて会う!みたいな感じじゃなくて、何となく同じ空間に居て、何となく一緒にどっか行くみたいな関係も悪くないなと思った。いや、悪くないどころか、寧ろ心地良かったまである。てか、こういうの久々だったから、かなり嬉しかった。

誰かと一緒に居ることが当たり前になってる人は、こういう嬉しさを感じないで生きているのだろうか。だったら、僕はこの嬉しさを噛み締めていたいから、適度に1人で居たいなと思うのでした。

 

2. 春休みにしたいこと

恐らく、人生で最後の春休みになる。でもまだ分からない、『それなら、最後にしなければいいんじゃないかな!』つって仕事辞めて春休み満喫する可能性はこの先の人生で大いにある。いや、そんな事を言いたい訳じゃない。

この2ヶ月を無為には過ごしたくはない。いつも通りアニメを見て、過去作も漁って、ちょくちょくライブも見る生活を続けながら、少し遠出をしたい。何でこんな事を書くかと言うと、ここに書き残す事で後に引けなさを作るのが目的だったりする。まぁ最後は気持ちの問題だけど。

どこに行くか具体的には、まず山に行きたい。首都圏内で、初心者でも登れる山、それでいて余り人の居ない場所が望ましい。これから探す。完全にヤマノススメゆるキャン△の影響ですね。そして、横須賀に行きたい。おっ、そこのアナタ鋭いですね。その通り、はいふりの影響です。アニメの聖地ではあるけど、単純に港町と船をじっくり見たい欲がある。埼玉に住んでると、本当に海とは縁のない生活になるからね。気兼ねなく各地を散策できる、暖かい季節に早くなってほしい。

 

3. 虹ヶ咲の2人ユニットの話

先日の生放送で、虹ヶ咲のユニットが2人・3人・4人で活動することが発表された。2人でユニット組んでくれるの面白すぎる。僕はともりる×かおりんに組んでもらいたいので、せつ菜×しずくに票を入れる予定でいます。僕がともりる×かおりんに投票する理由としては、2人が一緒に映った自撮り*1が神だから、くらいの理由しかないです。でも、ミヤコヒト先生が描いた4コマ漫画で、せつ菜としずくの好きな物に対する態度が通じているって話が描かれたのもあり、これは追い風が来てる。無限にイチャイチャした後、是非とも2人には結婚してほしい。

いやぁでも、歩夢×かすみとか、かすみ×果林とか、かすみ×しずくとか、しずく×(エマ or 彼方)とか、他にも良い感じの組み合わせがあって、どれも捨て難いんだよなぁ~。かすみんが自分のペースで居られないコンビは基本的に楽しい、でもしずくの上履きにコッペパン仕込むかすみんも可愛いし悩む。呑気なお姉ちゃんと、しっかり者の妹コンビのしずく×(エマ or 彼方)も見たい…。

迷うけど、まぁどんな組み合わせになっても楽しいだろうから、気ままにやってくと思います。

わたてん

日記です。dアニメストアを使い始めてから約3ヶ月ほど経ち、すっかりその便利さが手放せなくなってしまった。アニメをDLして通学中に見たり、気になったアニメを手軽にパパっと見るの、超楽しい。1クールのアニメなら4時間とちょいで見れてしまう。今期の再放送枠でハイスクール・フリートが放送されてるんだけど、我慢できなくてdアニ使って全話見ちゃった。OVAも含めてめっちゃ面白かった。

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サンシャインの映画を見てきた。(2回目)

2回目を見てきました。1回目を見終えた後、清々しい気持ちになったと前に書いたんですけど、今思えばそれは、鑑賞した後に舞台挨拶があって余韻に浸る時間が余り無かったから、余計にそう感じたのだろうなと思います。見終えた後に30分程ボッーとしながら電車に揺られてたんだけど、全然余韻が抜けなくて『とんでもねぇ作品を見ちまった…』という感情に心が支配されてました。

いまYoutubeで映画の冒頭7分くらいが公開されてるんだけど、僕は絶対にスマホ画面であの映画を見たくないって思いがあって。それは単純に、同じ映像に短期間で何度も触れることで、劇場で視聴した時の刺激を落としたくないってのが理由の一つ。放映期間中くらいは劇場に足を運んで、そこで大きなスクリーンと立派な音響の下であの映像を見て、そこから生まれる感情を特別だと思いたいから、というのが多分もう一つの理由のような気がする。同じ思いで挿入歌の視聴とかも全く見てない、というか見れないに近い。

特に、Brightest Melodyの話になるけど。劇中曲のメロディも歌詞も、それを見ている時は凄く胸に染み渡ってきて、めちゃくちゃに感動するんだけど、見終わった後に曲の詳細な部分は不思議と全然思い出せなくて。でも、そうやって思い出せない事が何だかとても心地良くて。あの映像を見てめちゃくちゃに感動したって事実だけで充分で、それが僕にとっての全てで、他には何も要らないとさえ思う。いや、CDは買うんですけど。あの映像の一瞬一瞬に感情が動かされ過ぎて、それ以外の事には1mmも気が回らなくて、だから全然覚えてなくて、でもそれは恐らく映画だからこそ出来る体験だと思うから、僕はそれを大切にしたいなという思い。

あの曲がAqoursの9人で歌う最後の曲という時点で、胸によく分からない感情が生まれてきて。イントロを歌いながら、Aqoursの9人が画面の左から右に、1枚の羽と共に1人ずつ流れてく。日が昇ってカメラが屋上まで引くと同時に、さっきまでとは違う衣装を着ながら、夕焼けをバックにして踊ってるAqoursが居たりして。正直、自分がこれを見て何を思ったのかよく分からない。感動したの一言じゃ片付けられない、もっとよく分からない何かがあって。嬉しいとか、切ないとか、面白いとか、そんな次元じゃなくて言葉じゃ表せない、もっと大きくて、得体の知れなくて、掴みどころのない思いが、ずっと胸の中をぐるぐる駆け巡ってる。この感情の正体に僕が気付くのは、まだまだ先になりそうです。

2回目だったので、大事な所にはちゃんと目が行きました。鞠莉のママがライブを見て優しく微笑むシーンとか。というか、この映画今までアニメで出てきたシーンのオマージュが多いなってめっちゃ思うんですよ。曜が制服に飛びつくシーンを初めとして、花丸がホットドッグ食べるとこも、ルビィの妄想の中で善子がガラスにへばり付いてるのも、千歌が一心不乱に歌詞を書いてるのも、それ以外にも何個か見覚えのあるシーンがあって。特に僕が好きなところは、鞠莉のママが「スクールアイドルなんて下らない」って言った直後、3年生の3人がママに反論してる時に、1年生と2年生の6人が、3年生の味方になるように左から1人ずつ右に映ってくシーンがあって、それが1期13話のミュージカルのオマージュになってて、何だかテンション上がってましたね。この映画がテーマに沿って「今まであった事」を意識して作られてるって事実に、嬉しくなりました。全部噛み合ってるんすよね。

そんな訳で、この作品やべぇ…とんでもなく凄いし面白い作品だ…という意識を新たにするきういンゴなのでした。

劇場版サンシャインについて語る。

映画を見てから約1週間ほど経って、感情の整理もついてきたので、映画の感想について綴ろうと思います。以下、劇場版ラブライブを劇ラ、劇場版サンシャインを劇サと書いています。

劇サは、海外に行ってライブして帰ってきて、答えを見付けて、誰かを巻き込んでライブをして、自分達だけのライブで締める劇ラの構成を踏襲しながらも、劇中で描かれた物語は劇ラとは真逆とも言える作品だったと思う。こうなると、ついつい両者を並べ語りたくなる。

劇ラが「私達が今を精一杯に輝くことが、未来永劫に残っていく」という、未来と今を繋ぐ話をしてたのに対して、劇サは「今まで過ごしてきた時間は消えない。ずっと残ってる」という、過去と今を繋ぐ話をしてる。両者ともブレずに同じ話をしてるとも取れるし、真逆の話をしてるとも取れる。こうして両作品が表裏一体の関係になってるのは面白いと感じるし、何となく劇サって作品そのものが「μ'sの作った未来は本当に輝いてたのか?」って問いに対して「輝いてたよ」と答えてあげる、劇ラに対するアンサーだったとさえ思う。

劇ラでしていた、全国のスクールアイドルを秋葉原に集めてライブをする、お祭り騒ぎのような大きなスケールの話を、劇サはしていなかった。けど、そのスケール感の小ささが、僕にはとてもサンシャインらしいと思えた。地味で普通な規模の話。μ'sのように、神話のような物語はAqoursには紡げない。沼津で、身近な人にスクールアイドルの良さを分かってほしいと願いながら、自分達の手で作ったステージの上で精一杯踊る。劇サの作劇は飽くまでも、人間が全力で頑張れば実現できる領域を出ていなかったと思う。そんなスケールの小さな物語に、僕は親近感を覚えた。

思えば、悩んだ末に答えを出した劇ラとは違い、劇サは最初から胸の中にあった答えに気付く話だった。やはり親近感が湧く。もっと言うと、答えは最初から出ていて、その答えの正しさを信じられるようになる話だった。答えなんて最初から一つしか無くて、そんな事分かってるけど、でもその答えを100%は信じ切れない。千歌たちの抱えている悩みは等身大で、人間臭くて、自分も身に覚えがある。そういう人間臭さに、僕はサンシャインらしさを見出したのかもしれない。

降幡さんがよく、ルビィの成長に置いて行かれそうになるって旨の話をしていたけど、何となく気持ちは分かる。Aqoursラブライブで優勝するという大きな功績を成し遂げたことで、Aqoursが少しだけ僕から遠くに行ってしまったような気になって。でも劇場版を見たら、また彼女たちがとても身近な存在に思えて、それが僕は嬉しかったんだと思う。ラブライブで優勝したとはいえ、新しい学校に足を踏み入れるのは不安だし、中学の時の同級生と話すのでさえも怖い。そういう弱さを垣間見せた描写に、僕はAqoursの人間らしさを見た。

内浦の観光案内所、沼津の仲見世商店街や駅のホームまでもがライブの舞台になっていて。今まで滅多に描かれなかった男性という存在を描くことで、劇中の世界がよりリアルに、現実に近くなる。ノートPCで曲作りをしたり、音響の準備をしたり、ステージを自分の手で作る等。なるべく現実に沿った映像を多用した事や、話のスケールが小さくなった事全部、Aqoursをもっともっと身近な存在だと思わせる為のピースな気がしてならない。Aqoursを今まで以上に身近に感じられるから、何か物語が終わった気がしない。映画を見た後、μ'sとはもう永遠に会えないような気持ちになるけど、Aqoursには沼津に行けば、また会える気がする。

劇ラの、見終わった後に抜け殻になって立ち尽くすしかなくなるような強烈な視聴体験は、劇サには無かったけど、でも劇サには、心の中に風が吹き抜けるような爽快感というか、気持ち良さとか、圧倒的な清々しさがあった。本当に良い意味で終わった気がしない。「今まであった事は全部消えない、胸に残り続ける」って作品のメッセージと、物語がこの先もずっと続いていくような感覚。この2つがバッチリ噛み合ったから、一本の作品としてめっちゃ良かったと僕は感じたのかなと、今になって思った。

2回目見たら色々と変わるかもだけど、今は取り敢えずこんな気持ちでいます。

としあけ / 劇場版サンシャインの所感を添えて

年の変わり目って自分にとってはとても曖昧で、新年になっても暫くは年が明ける前の年を生きている感覚で居るけど、1ヶ月くらい経つと自然と今が新しい年であることを当たり前のように受け入れられるように毎年なってる。とても不思議だ。

いつもならこの時期は、こんな風に新年と旧年の間をふわふわしながら漂ってるのだけど、今年はなんと言うかもう「2019年、来たな!」という感覚が強い。余りにも鮮烈な幕開け。完全に劇場版ラブライブ!サンシャイン!!のせいなんですけどね。そんな訳で、劇場版サンシャインの第一印象でもササッと書いちゃおうかな。

めっちゃ良かった。最高のライブ・エンターテインメント・ムービーと銘打っていただけあって、最高に楽しくて、かつ面白かったという気持ちが一番強い。ライブシーンが何回かあったけど、一回一回終わる度に思わず拍手をしちゃいそうになるくらい凄かったし、劇中に入り込んでライブを見てるって感覚が少なからずあったように思う。

「今まであった事は、全部胸に残ってる。消えたりしない。だから、次の場所へ進んでも大丈夫」って話だったけど、とても前向きな話だっただけに、作品全体が深刻になり過ぎずに、至る所に笑顔になれる要素が散りばめられてたのが、個人的にはめっちゃ好きなポイントだった。てか、この答えが色んなアニメ・創作物・人に触れて、そこから受け取ったものを自分の一部として、胸に抱えながら生きていくっていう自分の生き方と重なりすぎて「まぁ、そゆことなんだよなぁ~~~!」という感じになってました。

劇場版ラブライブ(無印)の話を少しだけすると、あの作品を見た後って、すごく切なくなるんですよね。μ's がどこか手の届かない遠くへ行ってしまったような感覚になる。誰の手も届かない場所へ行くことで、永遠になる。いや、僕はその切なさが凄く好きだし、僕に遠くに行ってしまったと思わせる映像表現が大好きなんですけど。一方で、劇場版サンシャインはずっと続いていくという感覚が強くて。この映画を見たことが、自分の中にずっと残って、明日からも一緒に生きていけるって事に嬉しさを覚えました。

そう思えたのは、スクリーンの中のAqoursがとても身近な存在に思えたのが大きくて。たとえラブライブで優勝した一目を置かれる人達であろうとも、新しい場所に行くというのは沢山の不安が伴うってのが、自分と同じ人間って感じがして好きでした。僕は沼津でレンタサイクルをして、色んな風景を見て回ったことがあるんですけど、今度は逆にそこで見た景色達を背景にしてAqoursが出てきて、スクリーンに映った映像が現実の地続きな気がしてならないと言うか、沼津に行けば「本当に居る」んじゃないかと思ってしまうくらいでした。これは余談なんですけど、劇場版サンシャインを見る直前に、仮面ライダー平成ジェネレーションズの映画を見たんですけど、その内容が「現実とか虚構とか関係ない、誰かが覚えていてくれる限り、仮面ライダーは居る」というもので、そのせいで余計に沼津の風景をバックにして歌い踊るAqoursを見た時に「Aqours、居るやん…。」となったのが、謎の物語が生まれててめっちゃ良かったです。

まぁでも、やっぱり映画全体がコミカルさを失わずに、常に圧倒的な映像と音楽の力で、真正面からボコボコにされたのが最高に気持ち良かったです。追いかけるのが大変なくらい目まぐるしく変わる画面、展開、休む暇が無い、楽しすぎる、まるでジェットコースター。ライブシーンとか特にそうで、常に「ぎょえええええええ!!!!!」みたいな感じでした。特にSaint Snowとかヤバイ。僕がこういう事を言うのは烏滸がましいんですけど、めちゃくちゃ才能のある監督が絵コンテを切って、その監督が頭に思い描いた映像を、原画やCG等を使って高いレベルで実現できる、素晴らしい音楽家が曲を作って、音を入れるタイミングや音量にめっちゃ拘る音響監督が居る。勿論、これ以外にも沢山の人が関わってこの作品は出来てると思うんですけど、これが全部揃ってる作品になんて本当に中々出会えないんですよね…千載一遇。ありがとうございます、という気持ち。

最高の映像体験、エンターテインメントでした。理亞ちゃんが泣きながら砂浜走るシーンとか、花丸が「それでも現実は辛かった」と言うシーンとか、まぁ他にも色々なシーンでは辛くて泣いちゃったんだけど、でも流した涙の殆どは僕が圧倒的なアニメ体験をしてる時にだけ流れる自分てもよく分からないヤツでした。OPのライブシーン、仲見世商店街に居る人達の足の下を潜りながらカメラが中心に居るAqoursに辿り着くシーンとかめっちゃ好きで、ラブライブだけじゃなく、いつもそういうアニメのパワーを全身で感じれるシーンでは何故か泣いちゃうんですよね。でも最後のシーンとかはとてもスッキリしてて、凄く笑顔で、清々しい気持ちで劇場を後にしました。

そんな訳でこの辺で締めようと思います。僕にとってはめちゃくちゃ好きなエンターテインメント映画でした。相変わらず、サンシャインの作る映像は最強だったなぁ~。1週間くらい経ったら、また見に行こうかな~と思います。2019年も楽しんでいきましょう!

としのせ

2018年も色々な事があった。早かったなぁ、あっという間だったというのが、正直なところ。私生活を振り返ってみると、研究室だ就活だバイトだ大変な事もあったけど、まぁ自分なりに頑張れたと思う。100点!

趣味の方では、気軽に沢山の事柄を書き残すようになったのが一番大きな変化だと思う。色々と頭の中がスッキリするから、気持ちを文字に起こすという行為は定期的にやっていきたいなと思う。ライブの感想とか、自分はそこで感じた感情の熱量が冷めないうちに文字にしたり、気持ちの鮮度が落ちない間にパパっと書いてしまうのが殆どで、それはそれで良いんだけど、落ち着いた評論調の文章を書くことに最近興味を感じているので、そういう文に手を出してみたいなと思う。というのも、同人誌に文章を寄稿したっていう経験が、かなり大きい。どうしてもライブの感想は具体の羅列になるけど、具体と具体の間を貫く抽象的な物に視線を向けていきたい。ただ、そういうテーマを体裁を整えて書こうとすると相当なカロリーを要するので、出来たらという感じ。

この1年でアニメから何を感じ取るのかも変化したのかな。そのアニメがどんな背景を持ったキャラクターの、どんな心情の変化、見える世界の変化を描いてるのかが、去年より読み取れるようになった気がするし、そこで描かれたものが自分の経験や考え方、思想のどこを抉るのか、またどこを抱き締めてくれるのか、アニメとしての純粋な面白さよりも、そんな事を考えながらアニメと向き合ってた時間の方が長かったのかなと思う。というか、2018年はそういう視点から見る事で、自分なりに価値を見いだせる作品が多かったように思う。ありがたや。

来年の目標は何かに「出会う」ことです。それはスクスタかもしれないし、誰か声優かもしれないし、もしかしたらSPR5かもしれないし、そういうアニメ・アイドルとは全く関係の無い何かかもしれない。僕は自分の好きな物を、本当に好きな物だと認識する為に、色々な物に目を向けます。沢山の物を見知った末に生まれる「好き」という感情にこそ、説得力が宿ると考えています。視野を広げていると、素敵な作品にはそれなりに出会えます。でも、素敵な作品は、自分にとって素敵な作品にしかなれない。僕が出会いたいのは、自分が今まで積み上げてきた価値観、審美眼が音を立てて崩れ去るような作品や体験。未知の、得体の知れない何かに出会いたい。2019年は、そうやって周りが何も見えなくなって、時間を完全に忘れられるくらいに熱中できる何かと出会いたい。僕にとって「出会う」とは、そういうことなんです。人生には、拠り所が必要。

皆さんお世話になりました。2019年もよろしくね、という気持ちです。

話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選!

一度やってみたかった。2018年のアニメも素晴らしい作品が多かった。前年は作品単位で書いた*1けど、今年は話数単位でやってみます。

 

・ルール
①2018年1月1日~12月31日に放送されたアニメを対象とする。
②1作品につき、1話を上限とする。
③順位は付けない。

 

 紹介の順番は放送日が早い順としてます。話数単位とは書いてますが、全体を通しての話もしていくと思うので、そこは悪しからず。では、始めます。

12/30 追記
ルールは大元の新米小僧様のサイトより拝借しました。また、他の参加者様のサイトもここにまとめられています。

「話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選」参加サイト一覧: 新米小僧の見習日記

 

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声優を好きになる

自分は「人」が好きなのか「作品」が好きなのかと問われたら、作品だと答える人間だと思う。僕はAqoursが大好きだけど、その理由はAqoursがサンシャイン!!に基いたグループであるから、というのが一番大きい。勿論、彼女たちの人間的な素晴らしさも理由の一つではあるけど、それを踏まえてもだ。キャストというのは、飽くまでも「作品」とその「ファン」の架け橋に表立ってなってくれる存在、というような認識が僕の中には多少ある。だから、Aqours9人のキャストのラブライブ以外の仕事を、熱心に追ってもいない。それを通して素晴らしい作品に巡り会う事もできるだろうけど、別にキャストに拘らなくても、素晴らしい作品には出会える。

と言うのが最近までの姿勢だったんだけど、それがだいぶ崩れてきてる感じがする。こうなった理由の大半は虹ヶ咲にある。何だかんだ、虹ヶ咲の活動では現状、キャラクターよりも声優のパーソナルな面を見る事の方が多いと思う。虹ヶ咲学園そのものが好きと言うより(勿論、好きではあるが)、虹ヶ咲学園のキャストが好きという状況になってる。これが良い事なのか悪い事なのかは分からない。ただ、スクスタが配信されたり、虹ヶ咲の活動を今後見ていくに連れて、この印象は変わっていくとは思う。

ともあれ、そういう経緯があり、もっとみんなの事が知りたいって思いから、楠木ともりさんが出ているという理由でGGOを見た。同様に、鬼頭明里さんが出てるという理由でブレンド・Sを見返したり、久保田未夢さんが出ているという理由でプリパラも見ている。こういう事をすると複雑な気持ちになる。自分の好きな声優は、必ずしも自分が面白いと想える作品に出てくれる訳ではない。あと、自分の好きな人が精一杯演じている作品を素晴らしいと思えない自分の心に、結構モヤモヤする。いや、別に上に挙げた作品が好きじゃないとかそういう話では無いんだけど。プリパラは結構好きだし、ブレンド・Sはまぁまぁ好きだし、GGOは嫌いじゃない。

まぁ、少しだけGGOの話をすると、ともりるが可愛い声で『ぶっ殺す!』みたいな言葉を使ってるのは聞いてて楽しいし、銃やナイフを使ったバトル物でありながら、ゲームの中で戦っているから、流血の描写が無かったのが僕に優しくて良かった。拙者、グロい表現を見るのが割と無理。あと5話でカッコいいシーンが幾つかあったのも良かった。でもまぁ、お話としては余り入り込めなかったかな~と思う。なんと言うか、自分の知らない感情で物語が構成されてて、俺には分からない話だなと思った。デスゲームに参加できなかった事を悔み切れないから、ゲームで死んだら現実の自分も死ぬぜ!って辺りとか。いや、ピトさんは狂ってるので、多分この辺の感情は意図的に共感できないように話が作られてるのかなと思うけど、ただ自分としては物語に於いて救われる人間の感情は、身近にあってほしいなと願う部分もあるので、そこで入り込めなかったなぁ~と思います。あっ、GGOでともりるが実際にサバゲーをしにいく動画がyoutubeにあるんですけど、それはめっちゃ面白かったです。

声優の追い掛けをしてる人が、こういうモヤモヤした感情をどうやって処理してるのかは結構気になりますね。それとも、こういう感情を一切持たずに追い掛けをしてるのかな。自分はかなり無責任に人を好きになるし、娯楽なのでそれでも良いと思ってるけど、それでも何故かこの思いは拭いきれない。結局、自分は虹ヶ咲の声優のことをド直球に「人間」として見ているんだと思う。ステージの上に立つ演者と、ステージの下に居る人間の間柄に、こういう観点や感情を持ち込んでしまう事には些か罪悪感を覚えてしまうけど、楽しい。

自分の好きな人が、自分が素晴らしいと思える作品に出演してくれる事の喜びを綴った文章をこの前読んだんだけど、今ならその気持ちがちょっとは分かるのかなと思う。そんな戸惑いに溢れている、12月の中旬。

SPR5のイベントに行ってきたよ~という日記

SPR5のファンミーティングに行ってきました。無銭だし暇だったので。大西亜玖璃さん以外のメンバーの名前とか、曲とかも何もかも分からない状態で参加したけど、めっちゃ楽しかったです。

集客数は感覚だと大体150人くらいだったかな~。思ったよりは少なかった印象です。最後列で見ていましたが、前には6~7列しか列は無かったし、5m先くらいで大西さんが踊ってました。いや、アドすぎん? 無銭イベントでありながら、約1時間ほど長さのイベントでした。いや、アドすぎんだろ…。

ライブは3曲の披露でした。せっかく大西さんを見れるという事もあって、基本的には大西さんのダンスを目でずっと追いかけてました。フラメンコみたいな雰囲気の曲があったんですけど、止める所はバチッと止めてて決まってたのが格好良かった。けど、それ以外の所作には力んでる感じはなくて、なんと言うか力任せに踊ってなくて、余裕綽々としてたのがとっても良きでした。

で、企画コーナーの話になるんですけど、これがまぁ~~楽しくてね。クリスマス王決定戦!つってゲームをするんですけど、これがNGワードゲームなんですよ。虹ヶ咲でやってたのと同じやんけぇえええ!って感じでテンション上がってました。『すごい』とか『好き』とか、5人とも結構言いそうな言葉がNGワードとしてチョイスされてたけど、最後まで誰もNGワードを言わないという、半ば企画倒れになっててめっちゃ面白かったです。相変わらず、大西さんは仕掛け方が露骨で面白かったです。あぐぽんも『色んなところでNGワードゲーム下手って言われる…』って言っててニヤニヤしてました。完全にこれでした。

 

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NGワードゲームが本当にヤバくて。スケッチブックに自分のNGワードが書かれてるんですけど、これを自分の頭の後ろに両手で掲げながらゲームをするんですよ。衣装もノースリーブなので、つまり腋が丸見えなんですね。いや、腋の見本市かよ…。それも良かったです。

最後は大西さんと社本さんが愛してるゲームをしてクリスマス王を決めてました。愛してるゲームの筈だったんだけど、途中から2人で歌う流れになって、兎に角ステージ上での行動が自由すぎて凄かったです。めっちゃ自由で、これ収集付くんか?ってなるんだけど、最終的にしっかりオチて観客からちゃんと笑いが生まれるので、凄いな~と思いながら安心して楽しめました。

という訳で、めっちゃ楽しかったです。3月に4000円で見れるライブがあるっぽいので、それは行こうかな~と思ってます。1月に出るアルバムも余裕があったら手を出す気になってますね。とにかく今は、色んな理由もあって、大西さんを見に行くのがめちゃくちゃ楽しいです。半年くらいには、もしかしたら接近に行ってるかもしれない…。