ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

ギャン・バギャム・ソルドン って何だよ

少し前にTLでクイズを作って、フォロワーに答えてもらうやつが流行ったんですよ。それで僕もクイズを作ったんですけど、ちょっと気になってブログの名前である「ギャン・バギャム・ソルドン」について聞いてみたんですね。そしたら、思っていたより正答率が低くて驚いたんですよ。みんな知ってると思ってたから、軽くショックでした。いや、でもよく考えてみると皆が知ってるハズはないですね…。これが件のそれです。

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「ギャン・バギャム・ソルドン」って、金色のガッシュ!!って漫画作品に出てくるアースって奴が使ってる呪文の事なんですね。別に作品の中でアースが特に好きとか、そういうのじゃないんですけど、呪文を唱える前の「一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん」って詠唱が好きでお気に入りです。難しそうな単語を羅列するの、かっけぇ…。意味も「この一撃に全てを乗せて、お前を打ち倒す!」ってもので、カッチョイイ。つまり、この呪文をブログのタイトルに掲げているという事は「ここに書く文章に全てを込めて、お前を倒す」って僕からのメッセージな訳です。

何でこんな事を書こうと思ったかと言うと、漫画を読み返したからなんですね。めちゃくちゃ久々に読み返しました。4~5年振りかな…多分。最終巻の発行年が2008年で、完結から10年以上経ってたのか…ってなりました。

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僕の手持ちのガッシュの漫画です。当時は、毎週水曜日にコンビニに行き、サンデーを立ち読みしつつ、なけなしのお小遣いでブックオフに行って、中古で漫画を集めてました。そんなクソガキでしたが、気付いたら清麿よりもずっと歳上になってましたね…。そんな少しの切なさと懐かしさと、あの頃の自分では作品から感じ取れなかった感覚を感じながら、一気に読み返しました。

1番心に響いたのは、ゼオンとの戦いで見せた、バオウ・ザケルガでデュフォーの憎しみを食らう所ですね…。バオウは覚醒によって、より強大で禍々しく変貌を遂げてしまうんですけど、その禍々しさとは裏腹に、バオウは相手の憎しみや哀しみを受け止めて喰らい尽くす、優しさの溢れた雷なんですね。この雷が「やさしい王様」を目指す者が奮う力として相応し過ぎて、クッソ感動しちゃいましたね…。ずっと前は、このシーンで感動する事も無かったんですけどね…、色々と読み取れるようになると、見える世界がガラッと変わる。

過去の作品を見返すのは、やっぱり楽しいです。特に、初めて見てから2~3年以上経つ作品を見返すのは、自分の感性の変化をまじまじと見つめられるので、本当に楽しい。最近、アニメも過去に見た作品を見返すことが結構あって、その度に自分があの時とは違う場所に居るのを実感します。まぁ、前に進んでるのか、後ろに退いてるのかは分かりませんけどね。常に変わっていくところが、僕の唯一の変わらないところなのかなと思います。

それではこの辺で、いざ…さらば…。