ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

Liella! 1st LoveLive! Tour Starlines☆の群馬公演を見てきた

2021年10月30日、群馬県前橋市ベイシア文化ホールで行われたLiella! 1st LoveLive! Tour Starlines☆のDay1(1日目の方)に現地参戦しました。1曲1曲について語ることは得意ではないので、全体のふわっとした印象や演出について触れながら感想を書こうと思います。

まず目を引くのがパフォーマンスの完成度の高さです。始まりは君の空のリリースイベントで初めてパフォーマンスを見た時もその完成度の高さに驚かされましたが、今回は計3時間のライブで22曲、バチバチに踊る曲も、またソロでしっとり聞かせるバラード調の曲もあり、個々のレベルの高さを肌で感じられるライブでした。つい先日、アニメの放送が終わったばかりだと考えると、驚きを通り越して末恐ろしいです。そのパフォーマンスの裏には確かな練習量と積み重ねてきた時間が感じられ、特に活動初期は声優のスケジュールを長く押さえて徹底的に基礎を叩き込む近代ラブライブでしか味わえない満足感だなと思いました。アニメの映像をダンスで再現する事がラブライブに求められるようになった為か、Aqoursはμ'sに比べると歌って踊ることに重きを置いたキャスティングになっていますが、それでも個々の能力にはばらつきがあり、歌が上手い人やダンスが上手い人が居て、それが個性になっていました。一方でLiellaを見ると、5人とも歌は上手くて、ダンスはバチバチに踊れて、それでいて顔面は可愛くて当たり前と言わんばかりの自信に溢れたパフォーマンスぶりで、そこには「スーパースター」を名乗るに恥じない人を魅了する力を感じました。

伊達さゆりさんはラブライブのセンターに立つべく生まれてきたような人で、とても1年前は普通のJKだったとは思えません。最後のMCでは「ラブライブに出会ってここまで大きく人生が変わるとは思ってなかった」と話していましたが、伊達さん程ではないにしろ、ここに居る人の殆どは少なからずラブライブに人生を変えられた人ばかりだろうから、言ってしまえば仲間だよと思いました。Liyuuちゃんは本当にお人形さんみたいでした。個人的にはMCで一番最初に泣き出したのがLiyuuちゃんだったのが意外で、まんまと貰い泣きしました。ペイトン尚美さんはめっちゃ手振ってれたし、とにかく動きがエネルギッシュで良かったです。ペイさんはここ一年でどんどん可愛くなってるので、このまま無敵になってほしいです。岬なこさんは可愛い顔面からは想像出来ないくらいダンスの人でした。もうお腹いっぱいです。青山なぎささんは…カメラに抜かれてない時におちゃらけるのを辞めなさい! 嘘、やめないで。歌声は優しく、バレエの経験から来るダンスや所作も優雅で、バラエティでなくとも確かな存在感を放てるのが流石です。

ライブの演出も相変わらず良く、特に私のSymphonyが始まる時に伊達さゆりを一人ステージに残して真っ先にその場を立ち去る岬なこさんと、一番を歌い切った後、舞台袖から一目散に伊達さゆりの元に駆け付ける岬なこさんがめっちゃ良かったです。駆け寄る時だけでなく、立ち去る時ですら一番最初と言うのが、再現するベき勘所を見事に押さえていて完璧です。こういう演出はドーム等の広いステージで実現させるのは難しそうに見えますし、中規模のホールを回る今回のライブツアーだから行えるものだと思います。

アニメの良さと5人の凄さと、やっと有観客でライブが出来る喜びに満ち溢れた素晴らしいライブでした。次は2ndで会いましょう。(それまでにはもうちょっとアニメを分かっていたい)