ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

2022年夏アニメの雑感!

たまにはアニメの感想も書いた方が良いよねという事で。2022年の夏クールはいつもより多くのアニメを見た気がする。面白いアニメは相変わらず面白かったけど、クールを通して豊作かと言われたらどうだろうという感触。人によって豊作の基準というか定義って様々で、「超面白いアニメが1本でもあったら」とか「面白いアニメ10本以上」とか色々あると思うけど、自分としてはクール全体としての打率の方を気にしてしまうかもしれない。

という訳で最終結果。

めちゃ面白:黒の召喚士、ルミナスウィッチーズ、Engage Kiss、シュート、継母の連れ子が元カノだった、Extreme Hearts、神クズアイドル
面白:リコリス・リコイル、シャドーハウス2期、異世界おじさん、よふかしのうた、てっぺん、転生賢者の異世界ライフ、プリマドール
普通:金装のヴェルメイユ、ようこそ実力至上主義の教室へ2期、ラブライブ!スーパースター2期、異世界薬局
まぁ:異世界ハーレム、ブッチギレ
ッス:東京ミュウミュウにゅ~、シャインポスト、それでも歩は寄せてくる

ようこそ実力至上主義の教室へ2期

1期が2017年で正直全然内容を覚えていなかったけど楽しく見れたね。軽井沢恵たそがガチの萌えキャラだったのが良かった。終盤とか完全にラブコメアニメだろ...と思いながら見てたし、3期では絶対に綾小路に恵のことを好きになってもらいたい。『軽井沢恵は...完全に俺に依存した。』

・転生賢者の異世界ライフ

女性声優にYoutubeをやらせるアニメは最高!女性声優にYoutubeをやらせるアニメは最高です!(前例:プラオレ)
1~2話の時はどうなることかと思ったけど、飯回、暗殺回、レッサーファイアードラゴン回はマジで面白かった。特に暗殺回はアニメとしての魅せ方が考えられていると言うか、一言で表せば映像の緩急、気の抜けた絵から突然のダイナミックな動き、同じような映像を何度も流していると見せかけて確かな変化に着目出来る...等、限られたリソースから繰り出せる最大限という感触がありましたね。ところどころ作画アニメっぽくて絵が綺麗に動くシーンが沢山ありましたが、そういう映像よりもやっぱ7話みたいな暗殺回の方が好きですね。

・金装のヴェルメイユ

序盤のリリアちゃんが暴れてた回は楽しかったけど、アルトくんがヴェルメイさん一筋になるにつれて乗れなくなったというのが正直なところ。アルトくんがヴェルメイさんに自分からキスしにいったりする良いシーンもあったのだけど、そのカッコよさが出せるなら幼馴染のアプローチにも気付いてほしかったな...というのがある。

東京ミュウミュウにゅ~

実はこのアカウントは無印の東京ミュウミュウがかなり好きという話があり、大学生になった頃にハードオフでVHS再生機とヤフオク東京ミュウミュウのレンタル落ちVHSを買ってアニメ全話を見たという過去がある。今はdアニで見れるし良い時代になったと思う。
アニメとしてはやっぱり無印の話を継ぎはぎして作っている感があり、その過程で無印にあった良さが失われているのが見た感想。いちごは青山くんのことが大好きなのに、ドキドキすると猫耳としっぽが出てしまうせいで思うように近付けない...というのが東京ミュウミュウの少し辛くてめちゃくちゃ面白いところ何だけど、それが出せていないのが残念。気になる人は無印26話,27話を視聴してみると良い。あとついでに31話も!もし2クール目で31話がリメイクされたら流石に見ちゃうと思うけど、今のいちごの声優さんに無印31話のいちごの力強さが出せるかはちょっと分からない。

・シャインポスト

2022年夏を個人的に豊作と思えてないのは、火夜アニメ3本が全部合わなかったからという説があります。
マネージャーがTINGSを売るための策を用意するのだけど、それがイマイチというか、このアニメは全体的にオタクのことを分かっている風なオタクファン描写を入れるのだけど、その実、オタクファンのこと全然分かっていないと私は思っています。ライブ後に会場でビラを配るアイドルはまぁ居るには居ますが、同レーベルの姉妹ユニットならまだしも全然関係ないところのアイドルがビラ配ってたらライブの余韻を破壊しに来ているとみなされても仕方ないですし、正直印象は最悪です。ライブ中の技術についても言及されていますが、周りが見える...ミスをしない等の技術とアイドルとしての魅力を結びつける話をしてしまうのも本当にそれで良いんか...という感じです。ただ理王さまが歌上手だった話は良かったですね。良い感じの歌は人の心を惹きつけるので。
まぁでも主人公の晴の話が面白くなかったのがトドメでしたね。晴は本気出すと周りが傷付いちゃうからという理由で特に執着もなくアイドルを辞めるキャラクターなので、TINGSで歌えたとしても嬉しさが分からないと言う...。(辞める時のドラマを端折っているせいでそれ以降の話に重みが無くなってしまっている)まぁ....おつ!

異世界おじさん

萌えキャラが沢山出てくるんだけど、おじさんもちゃんと萌えキャラだったのが良かった。2022年夏に全話放送できていればもっと良かった...。

・継母の連れ子が元カノだった

2022年夏トップアニメーションの一角。なろう発のアニメが幅を利かせている中でこういうラノベ発のアニメがあると正直めっちゃ嬉しい。しかもアニメ制作はあの...超人高校生、弱キャラ友崎くん、ひげひろを手掛けたproject No.9!さらにOPはDIALOGUE+が歌う!うおおおおお!!!俺はこういうアニメを待っていたんだよ!!!!
デネブとスピカ、良い曲過ぎ!いさなのGカップが全ての洋服をエロくしてしまう...。
アニメとしてどこが良かったかと言われると返答に困るのだけど、結女が可愛かったり、いさなが異常女だったり、下らないことでマウント取り合ったり、お互いに付き合ってた時を忘れられなかったり、見てて全部楽しかったな...。あと最後の親戚の家に行く話が良かったな。家族って家の中だけじゃなくて実際は親戚というコミュニティの中にある1つで、何と言うか家族の生々しさがあって良かったな。

異世界ハーレム

EDは良いふざけ具合で楽しいのに、なんで本編は盗賊を殺す描写やダンジョン攻略に真面目なんだよ、おかしいだろ!ロクサーヌに萌えを感じた瞬間が2人目の奴隷が入ってきて、ちょっとやきもちを焼いていた時だったので、まぁやっぱり2人目の加入が遅すぎただろという感想。最終話で一気に女が3人増えたのはめっちゃ笑ったので自分の負けで良い気がするけど、その女の中に王族(?)っぽい娘が紛れてて、いや王族の娘が加入する話は本編でやったら面白かっただろ!!!となった。だって5人の奴隷の中に1人王族いたらめっちゃ面白いじゃん。

・よふかしのうた

性癖みたいな女の子が沢山出てきて良かった。なかでもメイド回の10話は中々良かったね。誰だって人に言えない歪んだ願望を持つことってあるし、上手く付き合っていくしかないよねという話(歪んでいる自分をそのままの自分として受容する話)は既に令和の作劇のスタンダードになっている印象があって、そこに感動するフェーズは自分の中で過ぎてしまった感じがあるのだけど、1話からずっと中学生が夜の街をふらついて遊ぶことを是(とまでは言わないものの許してる)としているアニメがこういう話をするのは一貫性があって良いなと思った。

・それでも歩は寄せてくる

このアカウントは高木さんをあまり面白く感じなかったのでこのアニメも面白く感じないのだろうなと思ったら...案の定全く面白くなくて良かった。作品名に将棋要素があるのに本編の将棋要素が先輩に勝ったら告白するくらいしか無かったのが残念。阿波連さんではライドウくんがオセロで気持ちを伝えていたのに...。駒の裏に『好きです』って書いといて取られるか成った時に気付かせるくらいの異常さが欲しい。

・ブッチギレ

ぶっこみだああああああ!!!!

・シャドーハウス2期

1期から面白かったので2期も順当に面白かったな~という感じ。バーバラの世代で何が起こったのか、暗躍する者(ローブ様)、反逆者が出てきて物語のスケール感が大きくなったのが良かったね。エミリコは...萌え!パトリックはエミリコのことが好きになってしまった...。

・プリマドール

これじゃあプリマドールじゃなくて萌えマドールだよ~。主人公格のドールだけ明らかに萌え萌えロボットだったり、序盤の戦争の話で泣きアニメを作る手つきはまぁ好きになれなかったけど(タイミングの悪さはまぁあると思う)、最後まで見たら意外と悪くないアニメだった。灰桜ちゃんが軍に花火で攻撃仕掛けて連行されるシーンで完全にこのアニメの味を理解したかもしれない。萌え萌え声優多数起用アニメが話まで面白かったら、なんか違うのでこのくらいのめっちゃ面白くはないけど楽しくは見れるくらいの緩さが丁度良かったね。

・神クズアイドル

めっちゃ良いアニメだったね。瀬戸内くんが出てきてからは面白さがグンと上がった気がする。最上アサヒから元気を貰っていたからファンの為に理想像を演じられるファン想いなところも、かと言ってオタクなので仁淀くんの中にある最上アサヒに気付いてケチくけてくるところも好き。仁淀くんをアイドルとして好きになっていると認められなかった話も良かったな...瀬戸内くんっぽくて。
何故か知らんがオタク解像度も高かったな...、普段喋らなそうな印象の人がライブのMCで今までのことを振り返るとマジで泣いちゃうの分かり過ぎる。(経験談

・黒の召喚士

2022年夏の王。1話を見た時は大丈夫か…?と思ったけど2話からはバチバチに面白かったね。萌えとカッコよとオモシロが全部ある完全栄養アニメだった。嬉しさの権化だろ...。
アニメ自体に既に5億点はあるんだけど……、勇者パーティにCV.高尾奏音のキャラが居たのでプラス100000000億万点!!!!!!!!!!!!(声優オタク)

・てっぺん

アニメとしての面白さは十分あったけど、漫才を真正面から描かずに変化球のみで描いている1点でまえせつの方が好きだったな...。俺はまえせつの愚直さを嫌いになれないんだ...。
とは言っても5話のバス回は漫才という構造(寸劇が始まって、ツッコミを入れると時が戻る)を上手くアニメに取り入れていたり、最終話で面白ければええねんという自己言及っぽいしぐさがあったので最終的には良いアニメだったね。

リコリス・リコイル

面白かったね。最後は心臓アニメになったけど...。心臓が逃げる!!!!
リコリスやリリベルの存在の是非、銃を配る展開については特に言及もなく終わってしまった感じもあるけど、仕掛けた側の真島はバランス厨としてキャラが立っていてかなり好きなキャラだった。
千束とたきなはとにかく可愛くて、生き生きと動いてたのが良かったね。11話の最後のたきながシャッターを突き破って駆けつけるシーンは特に良くて、その行動自体が千束を不利な暗所という場所から救い出す一手だったのが、ピンチに駆けつける以上の意味を持ってて良かった。こういうシーンが一つあるだけでアニメ見てきて良かった~という気持ちになれる。

・Engage Kiss

序盤はまぁ面白いねという感覚で見ていたけど、終盤はめちゃくちゃ面白いアニメになってくれた。2022年夏トップアニメーションの一角。
家族の為に敵を討ちたいと立ち上がったものの、その家族の記憶は悪魔のせいで根本がグラグラ、事件の黒幕は母親だった、終いには恩人のマイルズを記憶を無くしたシュウが憎しみに飲まれながら殺すという徹底した悲劇。でも悲劇をしつかり描ける作品はめっちゃ面白いんだ...。
最後には妹ちゃん(CV. 鬼頭明里)とかいうガチの萌えキャラが出てくるし、監視の為に監禁されてるはずなのに頻繁にシュウの家に来るし、ドカ食いしてるし、悪魔と元カノと対立し始めるし...最高です!!!夏クール、実は妹ちゃん一本でやってました。こんなに嬉しい締めくくりが出来るアニメは中々ないですよ...。

・Extreme Hearts

このアニメもめっちゃ面白かった。ドヨルのアニメはどれも面白くて困っちゃうね。
巷ではスポーツとアイドルの両取りアニメと評されることが多かったけど、個人的にはどちらかと言えばかなりスポーツ寄りのアニメだったなという感触があります。現実でもスポーツ選手には所謂アイドル性みたいなものがありますし、(言い方は悪いですが)RISEの歌を聞きに来ていると言うよりは、RISEがハイパースポーツで闘っている姿が好きで、それ故にライブにも来てくれるという流れがあるように見えました。歌って踊る要素は例えばスポーツチームが行うファン感謝祭の延長だと自分は捉えていましたね。(プラオレ...?)(プラオレではない)
細かい話だと、義手・義足に言及があったのも偉かったですね。もしハイパースポーツが現実に存在していた場合に、社会にどういう影響を与えて、どんな技術が発達していくのかが考えられているのが良い。物事の側面は時間の許す範囲で描けるだけ描いた方が良いので。
Snow Wolfがいつの間にか行動を共にする仲間になってたのも良かったね...。一人だった所長がハイパースポーツの出会って、チームの仲間が出来て、他のチームとも交流が出来て...と輪が広がっていくのが嬉しかった。

ラブライブ!スーパースター2期

2話までは楽しく見れていたけど、それ以降は余り乗れなくなってしまった。上の学年が結果を残しているから初心者の自分は入りにくいというのは自然な感情で、ラブライブがキャラのこういう感情に切り込むのは新しくて良かった。5つのピースを重ねて星にしたものを崩す演出とか良かったね。3話以降は加入!ラブライブ出場!みたいないつもの流れになって余り乗れなかったかなあ。

・シュート

2022年夏クールトップアニメーションの一角。
勢いのあるお話と映像、力強くて尖った台詞が多くて画面から目が離せないアニメだった。監督が萌えキャラ、掛川ヌーディストビーチ、傀儡師とトンチキ要素も目立つけど、それがしつかりチームの結束やサッカーの戦術と絡んで筋の通った話になるのが好きだった。お互いがジョーを通じた友達というポジションに居た辻と黒川がピッチで想いをぶつけ合うシーンとか本当に泣けるんですけど、その直後に懐から退部届を出す監督と、皆で退部届を破くシーンがマジで爆笑できて最高でした。笑いながら泣けるアニメって絶対にめちゃくちゃ良いアニメなんですよ…。これが出来るアニメは本当に貴重なので文句なしのトップアニメーション。

異世界薬局

3話くらいまではかなり面白かったけど薬局を開いた辺りからは、まぁ...そこそこ!というテンションで見てたアニメ。モモンガが風で飛んでいくのが可愛かった。

・ルミナスウィッチーズ

これも2022年夏クールトップアニメーションの一角。見ていると何故か分からないけど涙が出てくる不思議なアニメでした。
第一印象は画面の情報量のコントロールが上手いな〜という感想で、OPのシーンで手前にある花が右に流れていくのが綺麗でめっちゃ好き。5~6話の個人回も良くてそこからグッと引き込まれた感覚があります。
このアカウントは歌って踊るアニメが良い感じの歌を歌うとそれだけで「良いやん!」となる傾向があるのだけど、ルミナスはその究極系という感じ…な気がする。『音楽には力がある、聞くと元気になる』という内容を地で行っているアニメだと思った。

 

終わり!