ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

2022年秋アニメの雑感

今更?
終結果は以下。今期(?)は途中から見なくなったアニメがまぁまぁあったけど、まぁ見れなかったのでしょうがない。

God:新米錬金、不徳のギルド
めちゃ面白:ふうこい、ぼざろ、4ウソ
面白:農民、アキバ冥途戦争、陰実、恋フロ、DIY、転剣
見れた:ブルーロック、悪ラス
お疲れ様でした:一時、ビステマ

 

・新米錬金術師の店舗経営
主人公を高尾奏音さんが演じてるだけで50000000億万点なのに、アニメまでめちゃくちゃ面白かったらもう10000000000000億万点だよ~~~!!! いや、ふざけてる場合じゃなくて本当に良いアニメでした。ベストは10選にも挙げた7話。アニメの構成やキャラの肉付けが上手いなと思うことが多々ありましたが、結局のところキャラがみんな可愛くて、愛嬌があって、生き生きしてて、そういう世界が丸ごと好きだったなぁと思います。とても愉快なアニメで終わって欲しくなかったです(でも…アニメは終わるからこそ美しいんですよね)。

 

・忍びの一時
う〜んというアニメだった。1話はCV富田美憂のキャラがハニートラップを仕掛けてきて非常に良かったのだけど、それ以降はあまり良かったなという記憶が無い…。

 

・転生したら剣でした
1話の剣がひたすら敵を倒してレベルアップしてく話がマジでつまらなくて良かった。良くはない。フランが出てきてからは悪くはなかったけど、特段良いかと言われるとそうでも無かったな…というアニメ。

 

・陰の実力者
I am Atomic…。(まぁ書くとしたら冬クールの時に纏めて書こうかな)(逃げ)

 

・Do It Yourself
主線が細いアニメって良いよなが4、ジョブ子めちゃくちゃ良いキャラだったなが1、DIYを題材にしてるのにそういう話をするんだ…が半分。自分で手を動かして作ってみる、失敗してもそれが味になる、だから楽しいというDIYの話と、どうしても適材適所になってしまいがちな皆で一つの物を作り上げる話は食い合わせが悪いな…と思った。ジョブ子が良いキャラなのは主にポジションの話で、DIYIT技術の双方に理解のあるキャラクターが居ると、一気にアニメから説教臭さが抜けて良いというのがある。技術の進んだ時代に敢えて自分の手で作るという話に押し付けがましさが無かったのは素直に良いアニメだなと思う。

 

・恋愛プロップス
4話を見た時はこのアニメは最高のアニメになる!と思ってたけど最後の方で失速していた感は否めない…。でも結局最後まで見ないと全体を通して良いアニメなのかそうでないのか分からないところが逆にアニメの良さだろという気もする。OP映像めっちゃ好き。

 

・不徳のギルド
2022年秋トップアニメ。えっちアニメではあるけどその裏に隠しきれないほどの真面目さがあって、その真面目さが作品世界の土台をしっかり築いていて、土台がしっかりしているからこそエロさに少しの生々しさがあるという最高のアニメ。ヨケグモの回も良いんだけど、その後のひたむきと一緒に街をまわる話が一番好きかも。世界があって、人がいて、営みがある…という事が濃く描写されて、キクルの仕事とは何なのかを改めて別の視点から見ていく話。えっちアニメとしてもそれまで十分面白かったのに、こんな話をされた日には見る目が変わっちゃうよ〜。合唱EDより良いEDは無いです(ジュエルペットを思い出しながら)。

 

・アキバ冥土戦争
すごく良いアニメだったが8割、残りの2割は最終話が上手く飲み込めなかったなが占めてる。秋葉での抗争が無くなるという帰結には納得感があるのだけど、この作品がこの帰結をするには劇中で積み上げてきた業や憎しみが大きすぎたな…と思った。嵐子さんが死んでいる上で、なごみのステージが今までにあった憎しみの連鎖を全て受け止められていたのかと言われたら、やっぱり分からない。とはいえ良いアニメだったなという感想も確かにあり、特に8話の野球回はめっちゃ良かった。人が2人死んでるけど「死んでない」つって野球続けるの本当に良い。現実で行ったら間違いなくアウト(野球だけに)だけど、そういう描写は大抵フィクションだとめちゃくちゃ面白い。倫理観のおかしいアニメはどうしようもなく面白いのでどんどん放送されてほしい。

 

・農民関連のスキルばかり上げてたら最強になった
正直前半はあまり面白くなかったけど、後半もりもりと追い上げて最終的には凄く良いアニメにまでなってくれた。農民パンチ回→過去回→アシパラ回の追い上げマジで凄かった。どことなく狂ったノリと絵面があって、それを真っ当に面白いと感じれたのが8話の農民パンチ回、そこからの落差で何も言えなくなる9話過去回、狂ったノリを逆手にとった10話のアシパラ回、どれも名エピソードで、更に11話ではCV高尾奏音さんの萌えキャラ出てくる!!!!!5000000000億万点!!!!!

 

・悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました
魔王が記憶を失ってからの話が全く面白くないのが良かった。…良くない!このアニメを見たせいで魔王学院2を見た時に「これじゃ悪ラスだよ!」となってしまうので魔王学院2は見てない。

 

・ぼっち・ざ・ろっく
順当に良いアニメだったというのがある。金沢八景が聖地になっているのでIDOLY PRIDEとコラボした方が良いというのもある!

 

・ブルーロック
今やってる2クール目がめちゃくちゃ面白いということは置いといて、1クール目だけに焦点を当てて言うなら、まぁそこまで面白いアニメでは無かったかなというのが正直なところ。画面作りがかなり漫画的で、かっこいい止め絵は沢山あるものの、アニメとしての表現が見られずそこが足りないなと思った。良くも悪くも原作に忠実だなぁという感想。逆に2クール目は原作に忠実だからこそ原作の持つ面白さがちゃんとアニメにもあるみたいな感じ。

 

・4人はそれぞれ嘘をつく
上手いアニメだった。嘘を付いてる4人がそれぞれ忍者、超能力者、宇宙人、実は男と実は男だけ嘘のスケールが他に比べて小さい(?)だろと思ったけど、話が進むと徐々に実は男という嘘の付き方が一番残酷だったということが明らかになっていく…というのが良かった。このアニメのおかげてNACHERRYの好感度が高い。(ライブに行く気は…そんなに無い)

 

・勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う
 面白くはなかったけど画面が萌え萌えだったので最後まで見れた。やっぱり萌えアニメは最高!


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・夫婦以上、恋人未満。
話も良いけど、とにかく画面が良いアニメ。漫画原作のアニメがここまでアニメらしい画で作られてることにまず感動がある。特に最終話のかけっこは名シーン。2人でかけっこをすること自体が次郎を取り合うことのメタファーで、その上でこれから先の人生を示唆するような絵が次々と挟まれて、こんな人生の縮図みたいなかけっこが面白くない訳ない。物語を締めるにあたってのとても大胆な表現だけど、力業で締めようとするアニメはそれだけで面白いし好きだなと思う。(全てのアニメが綺麗に後腐れなく終わるのはそれはそれでつまらない、というのが根底にある)

 

・最後に
やっぱりアニメにも熟成があるので、秋クールのアニメはどうしても10選に不利だなと思った。(不徳とかふうこいとか新米連金とかワンシーンだけ見返したけどやっぱ昨年末に見た時より断然良く映る)