ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

IDOLY PRIDE VENUS PARTY The First によせて - 感想のような何か

2023年7月15日から2日間かけて行われた「IDOLY PRIDE VENUS PARTY The First」に両日参戦してきました。感無量…、感無量としか言えません。幕張メッセの客席は2Daysともしっかり埋まっていたし、何より演者のパフォーマンスも公演内容も会場の規模に見合う素晴らしいものでした。全部が全部、期待以上です。IDOLY PRIDE を好きでよかった、本当に。

ライブ会場が徐々に大きくなっていくという経験は滅多に出来ることではありません。娯楽が飽和している現代において、成功が約束されているコンテンツは存在していない筈です。誰だって良いものを届けたいと思っているし、実際にお客さんには良いものが届いている。そんなライブが世の中には沢山あるにも関わらず、大きくなっていくことは稀で、大抵は現状維持…終わる時には終わります*1。SMILE PRINCESS だって、SPR5 だって、Prizzmy☆ だってそうです。次のライブがある、また会えることは当たり前ではありません。熱心なプロモーションを行っていた事実はここでは棚に上げるとして、アイドリープライドが鳴かず飛ばずで終わる可能性もゼロではなかった訳です。例として挙げるには極端ですが、アニメの円盤イベントの視聴者数は推定300人程度でしたし、TIFのホットステージでは前方の席を巡って数百人で椅子取りゲームをしました。この時点では2年後に幕張メッセが埋まるなんて考えられません。それがどうでしょう、開演前にTwitterを見れば席がアリーナだスタンドだで盛り上がっています。感動しますよ…アイプラのライブで「アリーナ」や「スタンド」の文字を見ることになるなんて。遂にここまで来たかと感慨深くもなります。クサい言い方になりますが、あの頃から考えたらそれこそ*2奇跡のようなものです。

周りを見渡せばメインステージだけでなくセンターステージもあり、おまけにトロッコまである訳です。今まで幾度となくトロッコに乗る声優さん達を見てきましたが、この日のアイプラで見たトロッコほど忘れられない演出はないでしょう。ライブ会場が大きくなって近くから見られる機会が減ってしまったという気持ちに応えるべく、そのコンテンツが初めて行ったトロッコからしか得られない感動があります。これは既にトロッコ文化のある現場では手に入らない感情です。中野サンプラザでは1Fの最後列から彼女たちを見ていました、パシフィコ横浜ではギリギリ顔が認識できるくらいの距離から彼女たちを見ていました。トロッコに乗った彼女たちは、それこそ*3菅野真衣さんの144.5cmの身長を肌で感じられる距離まで来てくれました。近くに来てくれるというのは素敵なことです。

楽しかった、感動したところは無限にあって全ては書けませんが、それはライブ円盤で見返した時のお楽しみということにしておきましょう。待ってます。冒頭にも言いましたが、IDOLY PRIDE が好きで本当によかったです。この熱量が、素晴らしさが少しでも多くの人に伝わりますように。

*1:音沙汰がなくなる場合もあるので、ちゃんと終わるだけマシという話もあります

*2:それこそ警察、出動!

*3:それこそ警察、出動!