ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023 “未来”に行ってきたよぉ!

2023年2月18日、パシフィコ横浜 国立大ホールで行われた「IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023 “未来”」の昼公演、夜公演に参加してきました。今回はなんと言ってもアイプラ初(?)となる声出し可能の公演ということもあり、どうなるか期待と不安が入り混じった気持ちで居ましたが、始まってしまえば最高以外の感情は全てどこかに行ってしまいました。わたし自身、コロナ前はアニメ系のライブでそこまで声を出す人ではなかったのですが、今まで禁止だった反動からか今回は自然と声が出てました。いつもなら水分補給は500mlのペットボトルが1本あれば十分だったのですが、今回は2本あっても足りなくて、そういう些細な変化がとても嬉しかったです。声を出すというのも結局はライブを楽しむ為の手札の一枚に過ぎませんが、やはり選択肢が多いというのはそれだけで素晴らしいです。出せるのに出さないと、出せないでは0と100くらい違いますからね。もう声出し禁止の時代には戻れません。

どのグループも最高に楽しかったという断りを入れた上で、特筆すべきは現四皇・サニーピースのステージでしょう。遂にサニーピースが内包するエモさ*1をライブの演出として隠さなくなったな…という感想が第一にありました。出番前のナレーションではサニーピースの歩んできた道のりが平坦ではなかったことや、メンバーそれぞれに後ろ暗さがあったことが示唆されますが、『SUNNY PEACE for You and Me!』にはそういった感動的な演出を真正面から受け止められるだけのパワーと格があります。ステージと客席を繋げていく...というこの楽曲、ひいてはサニーピースの持つコンセプトがあり、だからか『とまれ!』『You and Me!』の掛け声にも、コール&レスポンスに留まらない何かがあったように思います。サニーピースとそのファンがピースを掲げたり掛け声一つで繋がっていく、そういう文脈の乗ったエモーショナルさがあのステージにはありました。『SUNNY PEACE HARMONY』も『全力!絶対!!カウントダウン!!!』もサニピコールが全部楽しくて、間違いなく声出しの恩恵を一番に受けているのはサニーピースでしたね。星見プロの中でも特に物語の力を感じられるユニットと言うのがあり、他のグループからは感じ得ない楽しさがありました。

後は何と行っても夜公演のサブライズⅢX。みんな来ると思ってたらしいのですが、私は全く来ると思ってなかったので『Top of the Tops』のイントロが流れた瞬間に頭がおかしくなっていました。クネクネが止まりません。昼夜でセトリが変わらなかったのもあり完全に虚を突かれました。IDOLY PRIDEの単独イベントではあるものの、明らかに楽しみ方がフェスみたいになってて不思議なライブだと思います。サニピや月ストはMCの時に喋る人と水を飲みに行く人でキッチリ役割分担をしていて、そこが新人声優っぽくて可愛いなと思うのですが、田中あいみさんが水を片手に喋ったりしてて、こなれた感じが良かったです。

総じて、声出しが可能になったことで、今まで以上に各グループごとの特徴や楽しみ方の違いが顕著になったライブだと思いました。ユニットや楽曲の数が多くなったことで星見プロダクションとしての出番が少なくなっているのは玉に瑕ですが、それは次の7月のライブや、来るであろう第2回Wickyフェスでのお楽しみとしておきます。2DAYで全曲やってくれ~!(あとアニメ2期やってくれ~!)

ぉゎり。

*1:

EVERYDAY! SUNNYDAY!のMVで顕著に示されたようにサニーピースには「過去認められなかった、思うように咲けなかった4人を、3年前まで心臓病を患っていたさくらが纏めている」という強烈な文脈があり、グレーな過去を持つ5人が揃って明るい曲を歌う事にそもそものエモーショナルさがあります。- 自身の記事より引用

kiui-4.hatenablog.jp