ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

2023.7.29 太陽と踊れ/月夜に唄え デビューライブを見てきた

2023年7月28日、池袋のharevutaiで行われた太陽と踊れ/月夜に唄えのデビューライブを見てきました。いや〜、思いの外良かったですね。友達のオタクと一緒に「こんなはずじゃなかった」と言いながら終演後にTシャツ買いました。デビューライブのTシャツは買っておいた方が良いのでね。終演後にライブTシャツが余ってない現場は…反省しなさい!

いまの自分は専らアイプラを中心とした声優現場に通っているので、太陽と踊れ/月夜に唄えの情報を見た時には「もうこれはジェネリック星見プロダクションだろ!」と1人でテンション上がってました。実質アイプラだし、レーベルもD+なりキトアカなりSPR5でお世話になっているポニーキャニオンだったので食指は簡単に動きました。AJ系列のアイドルらしいという事は聞いていましたが、AJのことなんて全く知らんし、強いて接点を挙げるとするなら2016年にらぶどるを見にタワレコのリリイベに足を運んだくらいですかね。そんなこともあったなぁ。

現場は思ったより人が多かったなというのと、あのオタク各々が別現場で育ってきたことが分かるような雑多な感じが良かったですね。AJから来てるおっちゃんやD+から来てそうな若者、そしてジェネリック星見プロを見に来てるよく分からない人間がごちゃ混ぜになった空間は面白かったです。本当に久々、下手したら4年ぶりにスタンディングの現場に来たので、スタンディング特有のあのわちゃわちゃ感が余計に楽しかったのはあります。自分の右方向に湧くタイプの集団が居たのでMIX被せに行けたのも良かったです。デビューライブで進んでMIX打つぞ〜って気持ちにはならないけど、フロアで起こってるムーブメントには乗っかっていくくらいが今の自分にとっては丁度いいです。いや〜でも平日夜の現場で意味不明な言葉を連呼した後に公園で飲む酒が1番美味しいんだ…。最高なんだ…。

で、現場的な楽しさを話してきましたが、アイプラを好きな者として今回のライブがめっちゃ良かったという話もしたい。まず太陽と踊れのセンターの子が自己紹介で「お姉ちゃんがアイドルをやっていて…」と話した時に、これじゃサニーピースじゃなくて月のテンペストだよ!となりました。サニーピースでも月のテンペストでもない、はい…。いやでも月夜に唄えが4曲歌い終わった後にステージに9人揃った時に「これもう完全にアイドリープライド6話だろ…!」となって一人で勝手にめちゃくちゃ盛り上がってました。「サニピと月スト、どっちもよろしく~!」という早坂芽衣の声が聞こえてきたくらいです。マジでアイプラ6話でサニピと月ストのデビューライブに来てたオタクってこんな気持ちだったと思うんですよ。TIFのスマイルガーデンではサニピと月ストのお披露目が行われて、これが実質的なアニメ6話の再現でしたが、この構成のライブがアイプラと全く関係ないアイドルのデビューライブで行われたというのがめちゃくちゃ大事だと思うんです。何故なら、劇中でサニピと月ストのデビューライブを見ている観客達は「これはアイドリープライド6話の再現だ」という意識を持っているはずが無いから。本当の意味で劇中でサニピ/月ストのデビューライブを見ていた観客の心と、太陽と踊れ/月夜に唄えのライブを見た私の心が完全にシンクロして、この上ない高揚感に襲われてました。これ以上の経験はもう出来ないかも分からんね。挨拶の後には9人曲も披露されて「これじゃ本当にジェネリック星見プロダクションだよ!」となってました。 1つのグループがそのグループ内で2~3個のユニットを作ることってまぁあるし、その度に自分はなんだか損した気分になっていたのですが、元々1つのユニットとしてそれぞれが活動していて、2つのユニットが合わさって歌うという建て付けにすると一気に得した気分になります。この構造を考えた人めっちゃ凄くない?

という訳で、色々なことがありめっちゃ良いライブでした。現場に通うか…と言われたら通いませんが、ワンマンかSPR5との対バンがあれば行きたいかな。てか、次のSPR5のライブは?