ギャン・バギャム・ソルドン

一打粉砕に怒喝の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん

i☆Ris LIVE 2021 ~storiez~

少し時間が経ってしまいましたが、折角なので今の気持ちを書き残しておこうと思います。3月28日、パシフィコ横浜で行われたi☆Risのライブを見てきました。

澁谷梓希さんの卒業ライブではありましたが、もう兎に角 i☆Risの生のライブが見れることが楽しみという気持ちで一杯でした。私の中で気持ちの整理は早々に付いていました。と言うのも、澁谷梓希さんの卒業が発表された時には、i☆Risのメンバー内部での話し合いや、諸々の整理は完全に終わっている雰囲気を感じたからです。山北さんがずっちゃんとのご飯をセッティングして泣き落としを仕掛けたエピソードも登場しましたが、そこで真正面から腹割って沢山のことを話して今があるのなら、その今は最大限の今なのだと思います。なんと言うか、そういう6人の決断に私が水を差すにはいかないなという気持ちでした。

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ライブは本当に最高でした。今回は立っても大丈夫という事で、久々のスタンディングでした。配信と現地の間に越えられない壁があるように、座りでの鑑賞とスタンディングの間にもやはり大きな壁があるように感じます。音楽に合わせて身体を動かす事の楽しさはいくら時代が先へ進もうとも不変だなと思いました。ライブではずっちゃんの卒業に合わせて5人から花を送るような演出もありましたが、これは私からはとても形式的に見えました。澁谷梓希さんがこれからも芸能活動を続けていくこと、声優としての仕事で5人と会う機会がまだありそうなこと、全てが『別れ』という概念から程遠くにありますが、アイドルとしての澁谷梓希をちゃんと終わらせようという意思だけは感じました。

良い事か悪い事かは分かりませんが*1、5人の笑顔で送り出すという覚悟が決まり過ぎていて私には感傷に浸る暇がありませんでした。でも、このi☆Ris独特の緩さというか、しんみりした雰囲気を作るのが下手くそなところがi☆Risの愛おしいところだなとも思いました。セトリ良しMC良しの、本当に終始笑顔の絶えないライブだったと思います。

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そんな訳でずっちゃんが卒業した実感はまだありません。でも頭では5人のi☆Risを見るのが楽しみだと思ってる自分も居ます。久保田さんの自己紹介の後に誰も続かない事や、5人でのパフォーマンスを実際に目の当たりにしてから初めて実感は湧いてくるのでしょう。

澁谷梓希さんご卒業おめでとうございます。今は分かりませんが、私も30近くになって転職を考える時、上司や同期に相談する時になったら少しはずっちゃんの気持ちが分かるのかなと思ってます。だから数年後が少しだけ楽しみでもあります。最後になりますが、澁谷梓希さん個人も、5人のi☆Risもそれぞれの道が輝きで溢れていますように。

*1:2月末のナナニジの帆風さんの卒業ライブはめちゃくちゃ感傷的なライブでしたし、今回のリスのライブはそれとは正反対だなと思いました。